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アスキーベストセレクション 第5回

デジカメは最新モデルを買うのが正解なのだ!

高速AFと最強手ブレ補正でコスパもいいフルサイズカメラ「LUMIX S5Ⅱ」がお勧めです

2023年03月31日 12時00分更新

文● 写真 みやのプロ@E_Minazou + 写真● 岡田清孝  編集● ASCII

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静止画・動画の画質も向上しLUT記録も可能に
動画記録機能を最強化

 センサーとエンジンの進化により、静止画、動画ともに基本画質も向上しました。静止画では、色再現性と階調表現が向上し、バッファの増加により、最大毎秒30コマでのRAW連写が可能となりました。動画撮影の速度で静止画撮影ができるということですね。

 動画では、プロの評価も高い、S1HやGH6の遺伝子を引き継いだ。C4K 60p/50p 4:2:2 10bit無制限記録、6K 30p/25p 4:2:0 10bit記録を新たに実現し、新エンジンにより3Dノイズリダクションも進化しています。

 また、静止画・動画ともに、LUT(ルックアップテーブル)によるリアルタイム記録を実現しました。シーンに合わせた複数のLUTをカメラに読み込み、カメラ内で記録できるので、ポストプロダクションの作業が大幅に軽減されます。LUTで処理した動画を気軽にアップロードできるのも大きな魅力です。

SDカードスロットが2つ装備され、仕分け保存もできます。

HDMI端子はフルサイズで変換不要なのもうれしいですね。タイプC端子でPC接続や充電をおこないます。

完全ブラックボディの「LUMIX S5ⅡX」も魅力だけど
どの順番でどのレンズを買うかも悩むのだ
 

右が「LUMIX S5Ⅱ X」です。ロゴも機種名も黒いのがカッコいいですね。

 さて、6月発売予定の兄モデル「LUMIX S5ⅡX」は、プロ向けともいえるカメラで、HDMIからのRAW動画出力、USD接続のSSDへの記録、ALL Intra動画記録、ProRes動画記録 無線有線IPストリーミング機能を搭載します。

 また、外観が「オールブラック」仕上げで、撮影時の映り込みを防止できるようになっているのも大きな魅力ですね。

ボタンやダイヤルの刻印も黒。録画ボタンのみ赤なのがアクセント。

 S5Ⅱ / Xともにキットレンズはカメラグランプリでレンズ賞をとった「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」(8万1400円)です。昔は超広角だった20mmが標準ズームになる時代なんですね。このレンズは近接撮影に強いのも今どきのご飯撮りには欠かせません。

 ダブルズームキットのほうは、このレンズに加えて、人気のF1.8五兄弟のひとつ「LUMIX S 50mm F1.8」(5万9800円)が付いてきます。F1.8を活かした「ボケ」の美しい写真が撮れますね。

左が20-60mmのキットレンズで、右が50mmの単焦点レンズ。

 「LUMIX S5Ⅱ」はPanasonic Store Plus価格で、ボディのみが24万7500円、20-60mmとのレンズキットが28万1160円、50mmもセットになったダブルレンズキットが29万9970円です。「LUMIX S5ⅡX」はまだ予約しかできませんが、それぞれ27万4230円、30万5910円、33万3630円です。

 S5Ⅱと同時に発表となった14-28mmレンズ「14-28mm F4-5.6 MACRO」は、超広角ズームながら、直径84mm、長さ89.8mmで345gと小型軽量を実現しているのが最大の特徴で、ズーム全域で15センチまで近接撮影が可能で、28mmではハーフマクロ(0.5倍)での撮影が可能です。価格は9万7020円で3月16日発売になりました。このレンズの発売によって、14-28mm、20-60mm、70-300mmが揃い、3本で14mmから300mmまでをカバーできます。

ぜひ揃えたいのが3月16日発売となった「14-28mm F4-5.6 MACRO」です。

ビルの谷間を超広角14mmで撮るとパースペクティブが強調されます。

15センチまで寄れるので、背景が広く写った、「超広角な接写写真」が撮影可能です。

 ライバルの最新モデルはα7Ⅳが37万2900円、キヤノンのEOS R6Ⅱが39万6000円、ニコンZ 6Ⅱは26万8400円ですから、どれよりもお安いです。このご時世に発売した新製品としてはありがたいですね。さらに、予約購入のキャッシュバックはS5ⅡXではまだ可能で2万5000~3万5000円が可能。S5Ⅱのほうは発売開始キャンペーンで1万5000円~2万円が戻ってきますから、さらにお買い得です。迷ったら買いです。


 

筆者─みやのプロ

一年中ノートPCやカメラやレンズやスマホが欲しまっているので、担当シリーズ:「プレミアム実機レビュー」でいろいろなモノを記事にして発散しています……

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