ちょっと普通と違う?
ASCII編集部でも聞いてみた
では、ASCII編集部ではどうだろうか。パソコンの変態(いい意味で)が集う編集部では、どのような為になったPC知識が出てくるのか、紹介しよう。
1人目は、つばさ。生放送のMCや台本作成などを担当するつばさは、これまで企画で何度もパソコンを自作してきたほか、自宅で使用しているパソコンも、自身で自作したものだ。
そんなつばさに聞いてみたところ、「PCパーツのキラキラしたところは、結構な確率で触ってはダメなところです!」と返ってきた。確かにCPUのPGA/LGAといったところは、極力触らずにソケットに設置したほうがいい。せっかく買った高価なCPUのピンが折れてしまって……ということも起きかねないからだ。初心者から自作を続けてきた、つばさならではの意見だろう。
続いて聞いたのは、イチえもん。自作の経験はあまりないが、BTOパソコンを購入して中のパーツを入れ替えたり、企画で何度かPC自作をしたことはある。そんなイチえもんに聞いてみたところ、ビデオカードを搭載したデスクトップパソコンは、マザーボードではなくビデオカード側の端子に映像出力用のケーブルを差すということだった。
「パソコンの知識が浅かった頃、よくやっていたミスです……。ビデオカード搭載PCの場合、マザーボード側にケーブルを挿しても画面表示はできないので注意。初めてBTOパソコンを買う人に伝えたい重要な知識だと思います」とのことだ。
3人目は、ジサトラユージ。自作パーツやディスプレー、BTOパソコンメーカーと、さまざまな担当を持っている。そんなジサトラユージに聞いたところ、映像出力端子やケーブルのバージョンによって、ディスプレーのスペックが出ないという返答が返ってきた。
「PS5や4KターゲットのハイエンドGPUといった検証で、ケーブルのバージョンをよく確認しないといけなくなりました。とくにJAPANNEXTやASUSのディスプレーをレビューする機会が多いので、ケーブルや端子をとっかえひっかえしています。ディスプレーに付属している以外に別途ケーブルを買うとき、はそこも気を付けたほうがいいかもしれないですね」とのことだ。
続いては、PC自作の“変態”ことドリルキタムラ。秋葉原の最新情報をピックアップしつつ、PC自作経験も豊富。ニッチなパーツにも詳しいベテラン編集部員だ。そんなドリルキタムラに聞いたところ、電源ユニットは、24pinメイン電源コネクターの15番目と16番目(20pinは13番目と14番)をショートすると、マザーボードがなくても電源単独でONにできるという、マニアックな知識が返ってきた。
「電源ユニットをわざわざマザーボードに繋がなくても電源をONにできる裏技です。これをしっているかどうかで、自作マニアかどうかがおよそ判別できます!」とのことだ。
※あくまで自己責任で行なってください
5人目は、ジサトラハッチ。PC自作はもちろん、ゲーム、小型パソコン、VRと多ジャンルにわたって知識豊富な編集部員だ。そんなジサトラハッチに聞いたところ、POWER_SWのPW+とPW-の間に、金属製のドライバーやピンセットを当ててショートさせれば、フロントパネルコネクターを挿さなくてもパソコンが起動できるという答えが返ってきた。
「まな板などにセットして、PCケースいらずで検証する際に使う、自作erの定番技です」とのこと。まな板で自作するという上級者向けの知識となるが、自作だけでなくパーツの検証といったこともやりたいという人にとっては、為になる知識ではないだろうか。
※あくまで自己責任で行なってください
最後に聞いたのが、ジサトライッペイ。一番好きなゲームはCINEBENCH R23と3DMarkという、自作erの最終形態みたいな編集部員。100万円を超えるCPUや最上位GPUを購入したうえで、普段はTwitter用にしか使っていないという、もったいなさもナンバーワンのジサトラメンバーだ。
そんなジサトライッペイに聞いたところ、チラー(循環水冷却装置)を買うときは冷媒の種類に注意との返答が返ってきた。正直チラーなんて普通の自作erは使わねえよ! とツッコみを入れたくなったが、最近一番為になった知識とのことだったので、紹介しておく。
「フロンガスの1種、R22(HCFC)冷媒はオゾン層を破壊する成分が含まれているため、モントリオール議定書で世界的に規制が進み、2020年に実質全廃した。そのため、修理やメンテンナンスができない状態になってきている。また、捨てる時も自治体の粗大ごみ業者がフロンの処理ができないため、そのままでは収集できないという問題も。また、フロンガス回収などは結構お金がかかる。チラーはR-134aなど、規制対象ではない冷媒を使用したものを買うべき」とのこと。
紹介を聞いたうえで私には難しすぎたが、自作er上級者にとっては「わかるー!」という話かもしれない。
以上がアスキー編集部の為になったPC知識だ。あるあると思った知識が多ければ多いほど、あなたは自作er上級者かもしれない。また、ドスパラのTwitterアカウントでは最近でも『#一番為になったPC知識』でツイートされることもあるので、気になる人はぜひフォローしてみてほしい。
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