やっぱり外に持ち出してこそ意味がある!
ゲームが遊べるUMPCということで、外に持ち出さないとその恩恵は受けられないはずだと筆者が勝手に解釈したわけで、さっそくカバンにGPD WIN Max2を詰め込み電車で移動。
そう、目指すは高尾山のリベンジだ。
前回訪れたときは梅雨時で、雨が降ったり降らなかったりという微妙な天気なうえに、湿度が非常に高く体からエネルギーが溶け出すような悪条件だった。今回は気温こそやや低めであるが、まずまずな晴れ模様が広がっているので期待ができそうだ。う~ん、ワイルドゲーミングといった感じだ。
GPD WIN Max 2は本体重量が約1kgほどで、ほかのゲームがメインとなっているハンドヘルドゲーミングPCと比べると若干重めだ。しかし、この程度の重さであれば登山でも特に負担となることもなく持ち運びが可能。
そのまま20分ほどゲームをしたり休みながら道をひたすら進みつつ、ようやく山頂へと到着……も、ゲームが良いところなので景色を見ている暇なんかない。
「ミシュラン三ツ星の山頂に来てまでコイツは何をやっているんだ……」という冷ややかな目を送ってくる登山客の目にも負けずゲーム! なんか富士山がどうのこうのという会話が聞こえてくるけど、今それどころじゃないんですって!
以上、ゲームもバリバリ遊べるスペックを持ち4G LTEにも対応して場所を選ばず活用できるGPD WIN Max2を見てきた。
今回お借りした本機は、おそらく個体差の問題で負荷がかかると電源が落ちてしまうトラブルが生じていた。だが国内外を含めて情報を集めたところ、筆者のような症例は見つけられなかったので本当に筆者の運がただ悪かっただけなのだろう。
ちなみに海外のRedditなどにはGPD製品用のスレッドが存在しており、そこでマシントラブルについて問い合わせるとスタッフが対応してくれたり、Discordのサーバーでユーザーと直接やり取りをするなど手厚いコミュニティーサポートが行なわれている様子だ。もし読者自身がトラブルに遭遇した場合は、こういった場所でコンタクトを取ると良いかもしれない。
スペック的にゲームもできるハンドヘルドPCとしては結構なポテンシャルを持っている本機。ゲームも遊べて普段使いもこなせるマルチなマシンが欲しいと思っていた人には丁度いいのではないだろうか?
気になるお値段は実勢価格で16GBメモリー搭載モデルが16万3400円、32GBメモリー搭載モデルが18万1900円(どちらもLTEモジュールなしでの値段)とやや強気。それでも、ゲーム以外にも活用できるコンパクトなノートPCであると考えればお手頃だと言えるだろう。というか割と普通に欲しいですこれ。
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