エイムトレーニングから最適な設定を割り出すROG Ace×Aim Labの新モデル
最強のマウス設定を知りたい?その悩みに応えるゲーミングマウスが登場
2023年02月25日 10時00分更新
PCデスクに収まりやすい
コンパクトなキーボード
今回紹介する最後のデバイスは「ROG Falchion Ace」(以下、Falchion)だ。65%サイズのコンパクトサイズや、ブラックモデルのほかにホワイトモデルもラインアップしている辺り、最近のゲーミングキーボードのトレンドに沿った作りとなっている。
外観を見ていこう。キートップはここ数年で多く見られるようになったボディーからキーが剥き出しになったタイプで、掃除をしたい時はエアダスターさえあればホコリを吹き飛ばすことができる。
この剥き出しになっているスイッチの底部にはLEDが内蔵されており、まさにゲーミングといった感じのギラギラしたイルミネーションで彩ることが可能だ。もちろん、LEDの発光ギミックは統合ソフトウェアのArmoury Crateでカラーや明滅のパターンをマネジメントできる。
ゲーミングキーボードというと気になるのがキースイッチの軸だ。本製品には「ROG NX Redメカニカルスイッチ」という同社独自の軸が搭載されている。ROG NXスイッチは赤軸と茶軸の2種類が存在するが、Falchionには赤軸が採用されている。
今回お借りしたサンプルを触ってみても、安物のスイッチでたまに生じる謎の擦れたような感触は一切感じられず、文字通りリニアに押し込むことが可能だった。
そして、個人的に注目したのがスペースキーの押しやすさだ。世に出ているキーボードの中にはスペースキーを中央にある1つのスイッチで支えているだけのものがあり、そういった製品だとスペースキーの端のほうで入力しようとするとキートップが傾いて入力がしにくい場合がある。だが、本製品はスペースキーの両端にも軸受けが用意されており、どの位置で押下しようとブレることなく入力されるようになっていた。細かいことだけど、こういう配慮ってありがたいものだよね。
また、本製品をしばらく使っていると気づくのが、打鍵時の反響音が物凄く小さい点だ。一般的なキーボードだと、入力した際に生じる音がボディーなどで反響して音が増幅されることがあるのだが、Falchionは内部に静音ダンパーが設置されているのでとにかく音が響きにくい。
ただ、これはスイッチの入力音がしないということではない。あくまでも筐体で生じる反響音が限りなく抑えられているということであり、スイッチ自体のカチャカチャ音を抑える効果があるわけではない。
そのほか、本体左側面には「インタラクティブタッチパネル」が配置されている。ここに指を触れながら前後方向へ動かしたりタップすることで、メディアのボリュームをコントロールできる。
使い道としては、ゲーム中に思ったよりもボリュームが大きいなと思ったらタッチバーの上で指をスライドさせることで音量をさげたりといった感じだろうか。わざわざメニューを開いて音量の設定を探して~みたいな手間を省けるというわけだ。なお、こちらもArmoury Crate側で機能の割り当てが可能だ。
底面部には、キーボード本体を傾斜させるためのチルトスタンドが配置されている。このチルトスタンドは左右に2つずつサイズの異なるものが設けられていて、角度をつけたい場合はどちらか好みの高さのものを選んで展開するといった感じだ。
背面部には2つのUSBポートがある。これはなぜかというと、1つのキーボードで2台のPCを利用したいという場合にそれぞれのPCを接続し、中央のスイッチを切り替えることで操作する対象を変えるためのものだ。複数台のPCを所持しているけど、キーボードを何個も置きたくないといった人にはありがたい機能だろう。
ROG Falchion Aceの主なスペック | |
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接続方式 | USB 2.0(Type-C to Type-A)×2 |
スイッチ | ROG NX Redメカニカルスイッチ |
ポーリングレート | 1000Hz |
キー配列 | 英語配列(65%サイズ) |
アンチゴースト | 100% |
サイズ | 305.79(W)×101(D)×37.5(H)mm |
重量 | 593g |
付属品 | ROGステッカー、保証書、クイックスタートガイドなど |