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WEB会議をよりスタイリッシュに! MAXHUBブランドが大きな支持を得た理由 第3回

「Sound bar Pro」に専用モニターとタッチパネルをセットした全部入りパッケージ

タッチパネル付モニター装備「WEB会議フルパッケージ」が日本のオフィスを救う!

2023年03月09日 11時00分更新

文● 二瓶朗 編集●ASCII

提供: ナイスモバイル株式会社

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タッチフレームを装着しても外観・性能に変化なし
見やすく美麗な4Kモニター

 そして前回に引き続き、ナイスモバイル東京支社の会議室にて、「WEB会議フルパッケージ」を実際に体験してみた。

 このソリューションを導入する場合、「27型4Kモニター」に「27型タッチフレーム」が装着された状態で出荷されるという。そこに「Sound bar Pro」を設置、接続することで「WEB会議フルパッケージ」の完成ということになる。

 「27型4Kモニター」は、上辺そして左右辺の3辺が超スリムベゼル仕様。単体で見ても27型ながらコンパクトな印象を受ける。液晶表面はアンチグレア(半光沢)で、室内光を反射してギラギラするようなことはない。そして「27型タッチフレーム」が装着された場合でも、サイズ感の変化はほとんど感じられなかった。

 また、前述したように「27型タッチフレーム」は赤外線遮断方式を採用しているため、静電容量方式を使った一部の電子黒板のように“センサーの役目を果たすガラスやフィルムといった入力装置”が画面の見え方に悪影響を及ぼすことがない。

専用スタンドの固定位置を変更することで、「Sound bar Pro」の配置位置を選択できる

 なお、WEB会議フルパッケージには、モニタースタンドを介して「Sound bar Pro」と「27型4Kモニター」を“合体”させるための専用アタッチメントが付属する。モニタースタンドの機能を損なわずに、「Sound bar Pro」を設置できるという特徴がある。なお「27型4Kモニター」のモニタースタンドは、左右90度の回転、上下110mmの高さ調整、左右30度のスイーベル、手前5度/後ろ20度のチルトが可能だ。

 ナイスモバイル社技術開発部 技術開発課 課長の倉島健氏によると、この「Sound bar Pro」をスタンドに固定するアタッチメントは、同社で独自に企画・設計したものであり、デザインの工夫によって上下どちらでも「Sound bar Pro」を固定できると共に、十分な強度の確保にも成功しているとのこと。

 「27型タッチフレーム」を装着した「27型4Kモニター」に、「Sound bar Pro」を設置した後は、「27型4Kモニター」と「Sound bar Pro」をHDMIケーブルで接続し、「27型タッチフレーム」のUSBケーブルを「Sound bar Pro」に接続、そして「27型4Kモニター」および「Sound bar Pro」の電源ケーブルをコンセントに差し込むことで、「WEB会議フルパッケージ」が使用可能になる。

「Sound bar Pro」背面の接続端子部

 一見複雑に思えるが、実際のところ背面から伸びるのは、電源ケーブル2本のみであり、場合によってはこの「WEB会議フルパッケージ」を丸ごと移動して別の会議室へ持っていく、なんてことも容易だ。

 「Sound bar Pro」を起動すれば、Androidスマホやタブレットと同様の感覚でタップ操作ができる。視認性については、先に触れたように液晶表面を覆うタッチ操作用のガラス/フィルムが存在しないため、「27型4Kモニター」の特性通りだ。

 スペック的には、視野角上下178度、輝度300cd/㎡、表示色域Adobe RGBカバー率92%とされている。解像度は製品名の通り3840×2160ドットの4Kで、最大表示色は10.7億色。ファミレス席の奥に「WEB会議フルパッケージ」を配置し、左右からのぞき込む状況でも視認性は良好であり、正面からとほぼ変わらない鮮やかな画面を体感できた。

フルパッケージの調和によって
「Sound bar Pro」の使い勝手がさらに向上する

 タッチ操作でWEB会議アプリを起動すれば、前回解説したような「Sound bar Pro」の基本機能がすべて利用できる。タッチ操作感については、いつも触っているスマホ、タブレットと大差ない。古いタッチパネル搭載のデバイスにありがちな、もったりした操作感、思い通りにタッチできないイラッと感は皆無だ。

 操作してみると、じつに絶妙で使いやすいサイズの電子黒板として活用できることがわかる。「Sound bar Pro」の機能の1つとして、会議中の共有画面に手書きメモを表示することができるのだが、これも指先またはペンを使ってフリーハンドで文字などを書き込める。

 27インチ画面と言えば、A3用紙を広げたようなサイズなので、たとえばWEB会議でA3サイズの図面を共有しているとき、会議室ではまさにその図面にペンで書き込むような感覚が味わえる。

指先またはペンを使うことで、WEB会議中に共有する画像に手書き文字を書き込むことができる。操作感的にはA3の用紙に書き込んでいる感覚

 今回取材した会議室は10畳ほどの広さで55型のオールインワンミーティングボードが設置されていた。全部入りの使いやすい電子黒板として取材時にも十分活用できたのだが、数名が参加するWEB会議の場合には大型過ぎる印象がある。図面を表示して書き込みながらアレやコレやとブレストする場合、ちょうど良いのはやはり27型前後だと筆者は感じた。

 ただ、面積の違いは如何ともし難いので当然、大型モニターのほうが細かく書き込みできる。もっとも、ピンチ操作で拡大して書き込むこともできるから、そこは「WEB会議フルパッケージ」でもカバーできるのだが。

 また「Sound bar Pro」には、付箋状の「メモ」を貼り付ける機能がある。同社取締役の吉村健吾氏によれば、「おすすめの使い方として、会議室にいるメンバーは自身のスマホでメモを作成し、WEB会議中の画面に貼り付けることができます」とのこと。

「Sound bar Pro」の基本機能の1つ、付箋を貼り付けるメモ機能。会議参加者は自分のデバイスから書き込んだ付箋を貼り付けられる。ブレストに適した機能だ

 つまり、会議室で付箋を使ったハドルミーティングを実施しながら、リモートワークで参加しているメンバーとそのメモを共有できるというわけだ。この機能についても、巨大過ぎるモニターよりも「27型4Kモニター」ぐらいのサイズがちょうど良い。WEB会議の参加者全員でA3サイズの用紙を共有してブレストしているような気分になれる。

 というわけで、「WEB会議フルパッケージ」を一通り体験してみた。出社した2~4名の従業員が同時に参加するようなWEB会議を、オフィスのそれほど大きくない会議室で開催し、社外のメンバーや取引先とやりとりするような場合には、このWEB会議フルパッケージこそが最適だと感じた次第なのである。

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