iPhone 13 Pro Maxなら『ブルアカ』も最高画質で60fps動作!
iPhone 6sでも動作はするが……
今回取り上げるゲームは、ゲーム開始2周年のアニバーサリー企画で盛り上がりを見せる『ブルーアーカイブ』だ。ビジュアルノベル形式で進行するシナリオパートに加え、3Dキャラが画面を動き回る戦闘パートで構成される本作。直近のリッチなグラフィックスを誇るタイトルに比べれば動作は軽めだが、最新のiPhoneと旧iPhoneでどの程度の差がつくかは見ものだろう。
早速「iPhone 13 Pro Max」を使用し、モバイルゲームのフレームレート計測アプリ「GameBench」でゲームの動作を確認してみた。なお、計測時のゲームバージョンは1.27.189790。ストーリーVol.1 1章エピソード2の戦闘シーンで1分間のフレームレートを計測している。
本作ではゲームの解像度やフレームレートなど、負荷に関わる設定を個別に変更できる。ここでは解像度プリセットにもっとも高画質となる「最高」を選択し、フレームレートは「60」とした。以下、描写に関わるポストプロセス設定やアンチエイリアスなどはすべて「オン」の状態で計測している。
さて、「iPhone 13 Pro Max」の計測では平均フレームレートがおおむね60fpsに張り付いており、最高の画質設定でも極めて快適な動作ができることを確認。CPU使用率は計測上61%前後、GPU使用率も53.98%と比較的抑えられており、fpsの安定性は極めて高い。カクつきが目立つような場面はほぼないと言えそうだ。
一方のiPhone 6sだが、こちらは同じ設定で平均フレームレートこそ51fpsとそれなりに健闘しているものの、CPU使用率は98.98%、GPU使用率は78%と、特にCPU使用率がほぼ100%に近い点が目につく。
結果的にフレームレートの安定性は83%で、iPhone 13 Pro Maxに比べればゲーム中もふとした場面でのカクつきは目立つ印象だ。ロードも戦闘以降前には5~10秒程度の時間がかかるなど、最新端末に比べればややストレスを感じる。
最後に、参考までに本作の解像度設定について触れておこう。負荷軽減のために変更したくなる場合はあると思うが、ここを調整することで画面全体の解像度が変わってしまい、モデルだけでなくテキストやアイコンなどにも大きな変化が出るのはやや考えものだ。
以下の画像を見てもらえば一目瞭然だが、「最高」設定では3Dモデルのディティールまでなめらかに表示されている画面が、「低」設定では全体の描写が明確に甘くなってしまっている。あまり性能が高くないスマートフォンの場合、無理に解像度を下げるよりは高めの設定を維持し、フレームレートを調整するほうがゲームはしやすいかもしれない。
以上のようにブルーアーカイブは、現行のハイスペック端末である「iPhone 13 Pro Max」では非常に快適に動作していた。一方、iPhone 6sではフレームレートこそ平均50fps前後になるものの、シーンによってカクつきがあるなど、やや不安定な側面が見られた。
同じような5~7年前のハイエンドスマートフォンでもプレイ自体は可能だと思うが、より安定した環境を求めるなら現行の端末への切り替えも考えたいところだ。
ハイエンド端末も長く使っていれば徐々に最新端末にスペックが追い付かなくなり、バッテリー寿命の低下、経年劣化によるスペックの不安定化といった問題が起きてくる。ゲームの動作が重い、もっと快適にスマホゲームをプレイしたいという人は、一度自分のスマートフォンの状態を確認してみるのもいいのかもしれない。
【ゲーム情報】
タイトル:ブルーアーカイブ -Blue Archive-
ジャンル:日常で奇跡を見つけるRPG
配信:Yostar
プラットフォーム:iOS/Android
配信日:配信中(2021年2月4日)
価格:基本無料(アイテム課金)
©NEXON Games Co., Ltd. & Yostar, Inc. All Rights Reserved.
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