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WEB会議をよりスタイリッシュに! MAXHUBブランドが大きな支持を得た理由 第2回

WEBカメラ、マイク、スピーカーがコンパクトにまとまった「全部入り」機器レビュー

高性能カメラ付サウンドバー「Sound bar Pro」でWEB会議が256倍簡単で便利に!

2023年02月21日 11時00分更新

文● 二瓶朗 編集●ASCII

提供: ナイスモバイル株式会社

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「Sound bar Pro」を実際に体験! これは会議で手放せなくなるぞ

 ということで筆者も会議室+Sound barの相性を確認すべく、ナイスモバイル社の東京支社を訪問。実際に同社の会議室で「Sound bar Pro」を体験してみた。結論から言えば、これは手放せなくなる製品だ。

 会議室に備え付けられていたのは、27型外付けモニターの上部に設置された「Sound bar Pro」。モニターにはタッチパネルも装着されていた。なお、タッチパネルを含んだセット製品については次回解説することとして、ここではあくまで「Sound bar Pro」についての使い勝手について触れていく。

27型モニターの上部に装着された「Sound bar Pro」。サウンドバー型とは言え、テレビ向けのAV機器とは違い、コンパクトだ

 「Sound bar Pro」とモニターをHDMIケーブルで接続すれば、「Sound bar Pro」単独で運用できる。基本的な操作は、付属するリモコンやUSB接続したマウス・キーボードだ(タッチパネルを接続すればタッチ操作も可能。詳しくは次回)。わずらわしいケーブルを多数接続しなくて良い、というのがまず感じたメリットだ。もちろん、HDMIの接続先はプロジェクターなどでも構わない。

 なお、PCとType-Cケーブルで接続すれば、PC用の外付けカメラ、マイク、スピーカーとして利用することもできる。また、USB Type-Cケーブルで、Type-C対応モニターに接続することも可能。

 各種操作を行なうAndroid OSのホーム画面はシンプルでわかりやすい。MAXHUBは中国・広州の有名メーカー・CVTEの開発による製品だが、いわゆる強引な日本語化でメニューがビミョーな翻訳になっていたり、違和感のあるフォントが使われていたりすることもない。

「Sound bar Pro」のホーム画面。翻訳やフォントに違和感がないのが地味にうれしい。これは設定画面などでも同様だ

ナイスモバイル技術開発部 技術開発課 課長 倉島健氏

 同製品について解説してくれた同社の技術開発部 技術開発課 課長 倉島健氏によると、「ローカライズには非常にこだわっていて、日本向けの製品開発時点からCVTEとやりとりを重ね、違和感のないUIを実現している」とのこと。なお次回ではタッチパネルとのセット製品の概要などについてご教示いただく。

会議を簡単に素早く始められるアイデア満載!

 起動後は、WEB会議アプリを起動すればすぐさまWEB会議が開始できる気軽さだ。もちろん多少の初期設定は必要だが、それさえ済ませてしまえば、あとはWEB会議を簡単に始められる日常が待っている。

 会議については、OutlookやGoogleのカレンダー機能と連携して告知したり参加したりできるほか、ホーム画面に表示されるQRコードを読み取ることで、スマホから参加することもできるし、QRコードをPCに転送してすぐさま会議に参加することも可能。このあたりは至れり尽くせりと言ったところ。

 画面共有については、前述したように専用のワイヤレスドングルを利用するが、ギミックが簡便で面白い。

 ドングルをまずは「Sound bar Pro」にUSB接続してペアリングする。その後、取り外したドングルをPCへUSB接続する。するとPCで認識されたドングルのボタンを押下するだけで画面が「Sound bar Pro」へ転送され、共有できるのだ。

 このワイヤレスドングルによる画面共有は最大4台まで可能。オプション製品ではあるが、導入すればかなり便利に会議を運営できるだろう。

このワイヤレスドングルは各会議室に常備したい

 なお、ドングルを使わない場合でも、スマホでは「Sound bar Pro」で表示されるワイヤレス画面共有のQRコードを読み取り、PCでは「MAXHUB Shareアプリ」をインストール後に、同じく「Sound bar Pro」で発行される接続コード(6桁の英数字)を入力することで画面共有が可能。こちらの方法も容易だ。

QRコードをカメラで読み取ることで、スマホから素早く会議に参加できる

 オートフレーミング機能については、会議室でのデモに参加した複数名で話してみることでキッチリと追随されていることが体感できた。話者が動きながら会話しても、カメラは追っていく。また、カメラのフレーム内に会議参加者が加わった場合には画角が変わって適正な画面にするという興味深い仕様も目撃できた。

とても社会人には見えない坊主頭×2で恐縮だが、「Sound bar Pro」の目の前まで近づいても画角は自動調整される。さらに天井照明が映り込んでいるにもかかわらず、手前2人の顔は白飛びも陰りもないことに注目。写真では伝わりにくいが、ピントも合っているのでご安心を

 これなら会議のスタート後に参加するメンバーがいたとしても、わざわざカメラの位置調整などをしなくて良いわけだ。

 これらの詳細な使い方、各種機能については、同社取締役 東日本統括 兼 東京支社長 吉村健吾氏に解説いただいた。なお次回ではタッチ操作などについて詳しくご教示いただく。

ナイスモバイル取締役 東日本統括 兼 東京支社長 吉村健吾氏

 なお今回の取材では、前回のナイスモバイル創業者・高社長との遠隔インタビューも同時に実施したのだが、このとき高社長は本社から「Sound bar Pro」を使ってインタビューに臨んでいたとのこと。一方、我々は東京支社の会議室でMAXHUBの電子黒板「All in One Meeting Board」で映像と音声を受け取った。

 つまり、期せずして「Sound bar Pro」を使ったWEB会議における“受け手”としての体験もできたわけだ。

 その際に感じたのは、やはり映像と音声が明瞭であるということ(同じブランドの電子黒板で受け取っているというアドバンテージもあるだろうが)。今回は話者が高社長のみだったため、オートフレーミング機能についてはそこまで意識できたわけではないが、身体を動かして話した際でもカメラから高社長が外れることもなく、音声も常に聞き取りやすい印象だった。

 聞き取りづらいWEB会議は仕事のクオリティーにも影響する。「Sound bar Pro」の性能は利用者だけでなく、相手にもメリットがあることも付け加えておきたい。

本社の高社長は「Sound bar Pro」でWEB会議に参加。2拠点どちらも高クオリティーな機器で実施するWEB会議は、非常に聞き取りやすくスムーズに進むことを実感できた

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