エシカルを推進するスタートアップ企業とも提携
サステナブルスマートフォンとしてのarrows Nの認知を広げる取り組みとして、Gabと協業することも発表された。Gabはエシカルブランドに特化したマーケティング支援や、商品販売プラットフォームの事業を運営しているスタートアップ企業。同社が運営するエシカルブランドに特化した実店舗「エシカルな暮らし LAB」にて、2月7日からarrows Nが展示される。
トークセッションで明かされた arrows Nのデザインへのこだわり
続いて、「arrows Nはなぜ生まれた? 」というテーマのトークセッションが行なわれた。Gabの山内氏がファシリテーターを務め、FCNTから外谷氏と荒井氏が参加し、ドコモの松野氏も急遽参加することになった。
arrows Nの企画が立ち上がった当初に、ドコモから「外装だけでなく、中身も全部リサイクル素材にできないか?」という相談があり、100%を目指したが、苦労の末に約67%に着地したこと。また、約67%という数値に満足していないことなどが語られた。
FCNTの荒井氏は、arrows Nはエシカルな端末だが、それが「ひと目ではわからないようにした」と、デザインへのこだわりも語っていた。「環境を配慮したスマホだからといって、大きくていいわけではなく、ゴツゴツしていていいわけでもない。従来からarrowsを使っていただいているお客様の期待も裏切らないように、普通のスマホとして使いやすい品質・デザインを目指した」と言う。
FCNTの外
これからのビジョンについて、ドコモの松野氏は「エコ・レーティングのように、環境配慮への取り組みが数値で見えるようにしていきたい。また、ムーンショット的に考えたことではあるが、スマホのカメラはすでに十分に高性能なので、スマホを買い替えるたびに新しいカメラになる必要はないのかも。カメラをアクセサリーにしてもいいのでは? ということも考えています」と、新しいアイデアを提案した。
Gabの山内氏は「エシカルな商品は、初めて買うにはハードルは高い」と言う。だが「使っているうちにエシカルへの興味や理解が深まり、日常的に環境について考えるようになる」と話した。
arrows Nの価格についての質問も
arrows Nの価格は9万8780円で、「いつでもカエドキプログラム」を利用すると、実質負担額は4万9940円となる。イベントの後の質疑応答では、arrows Nが「従来モデルに比べると高くないか?」という質問もあった。外
FCNTは久しくハイエンドモデルをリリースしていない。「ハイエンドはお休みの状態が続くのか?」という質問に対して、外
発売前にじっくり触れる
タッチ&トライも実施
イベント後には、arrows Nの実機に触れることができ、arrows Nに使われているリサイクル素材を見ることもできた。端末のフォトレビューはすでに掲載しているので、こちらも併せて読んでいただきたい(デザインもスペックも生まれ変わった新時代のスマホ「arrows N F-51C」最速フォトレビュー)。