最新パーツ性能チェック 第402回
次世代の最強ゲーミングノートPCを検証
ノートPC向けGeForce RTX 4090の実力を検証!Razer Blade 16レビュー
2023年02月07日 23時00分更新
DLSS SRが力を発揮しきれない場面も
「Microsoft Flight Simulator」はAPIをDirectX 12、画質は“ULTRA”、アンチエイリアスはネイティブ時は“TAA”、それ以外はDLSS“パフォーマンス”に設定した。ランディングチャレンジ“シドニー”で一定時間飛行した時のフレームレートを計測した。カメラは常時機外後方に固定している。
このゲームもDLSS SRだけではフルHDではかえってマイナス、WQHDで効果なし、UHD+でようやくネイティブに対しアドバンテージありという辛い状況。だがDLSS FGを有効化するとフレームレートが2倍に。解像度を高くしても平均フレームレートは100fps前後と変化がないが、これはCPU側に強いボトルネックがあるものと推察される。
「The Witcher 3: Wild Hunt」では“RTウルトラ”、アンチエイリアスはネイティブ時は“TAAU”、それ以外はDLSS“パフォーマンス”に設定。RTウルトラでオフになるHairworksはオフで運用している。ノヴィグラド市中を移動する際のフレームレートを計測した。
RTウルトラ設定はフルHDでDLSS FGを有効化しても平均90fpsを突破できないほど重くなるが、WQHDとフルHDの平均フレームレートがほぼ同じであることを考えると、このゲームもCPUかGPUに強烈なボトルネックがあると考えられる。
最後にリメイク版「Dead Space」も試しておこう。画質は最高設定とすることで、レイトレーシングによるアンビエントオクルージョン(RTAO)が追加される。アンチエイリアスはネイティブ時は“TAA”、それ以外はDLSS“パフォーマンス”とした。この検証ではハンガーエリアの無重力空間を移動した際のフレームレートを計測した。
このゲームはDLSS FGに対応していないのが本当に惜しいところ。DLSS SRだけの状態だと、フルHDもWQHDもネイティブ時とDLSS SR利用時の差が小さく、UHD+でようやくDLSS SRのメリットが効いてくる。Razer Blade 16のミニLED液晶パネルの凄さを最も感じられたのがこのゲーム。コントラストが大きく輝度もガッツリと出るため、暗闇に突然這い出てくるモンスターの怖さがより増幅されるのだ。

この連載の記事
-
第473回
デジタル
Ryzen 7 9800X3Dと9700Xはどっちが良いの?! WQHDゲーミングに最適なRadeon RX 9060 XT搭載PCの最強CPUはこれだ! -
第472回
sponsored
触ってわかった! Radeon RX 9070 XT最新ドライバーでFPSゲームが爆速&高画質に進化、ストレスフリーな快適体験へ -
第471回
デジタル
8TBの大容量に爆速性能! Samsung「9100 PRO 8TB」で圧倒的なデータ処理能力を体感 -
第470回
デジタル
HEDTの王者Ryzen Threadripper 9980X/9970X、ついにゲーミング性能も大幅進化 -
第469回
デジタル
ワットパフォーマンスの大幅改善でHEDTの王者が完全体に、Zen 5世代CPU「Ryzen Threadripper 9000」シリーズをレビュー -
第467回
デジタル
Radeon RX 9060 XT 16GB、コスパの一点突破でRTX 5060 Tiに勝つ -
第466回
デジタル
Radeon RX 9060 XTは6.5万円でVRAM 16GBのお値打ちGPUになれたか? -
第465回
デジタル
遅れてやってきたPCIe5.0 SSDの大本命、リード14GB/秒超えのSamsung「9100 PRO」を実機レビュー -
第464回
デジタル
Radeon RX 9070シリーズの仕上がりは想像以上だったことがゲームベンチでわかった -
第463回
デジタル
Ryzen 9 9950X3Dは順当進化。3D V-Cache搭載Ryzenの最強モデルだがクセありな部分はそのまま -
第462回
デジタル
RTX 5070の足を止めた「Radeon RX 9070 XT/ 9070」レビュー - この連載の一覧へ




















