このページの本文へ

ホワイトのPCケースと水色のライト、人気のカラーリングを採用

ゲーマーに注力した主力PCが誕生、i9とRTX 4070 Tiをコンパクトにまとめた1台

2023年01月31日 11時00分更新

文● 松野将太 編集●八尋/ASCII

sponsored

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

i9-13900Fは優秀な消費電力と温度パフォーマンスを実現
純正クーラー「Laminar RH1」を採用

――CPUにCore i9-13900Fを選定した理由はなんでしょうか?

西川氏:前提として、去年までの最上位CPUだった「Core i9-13900K」、あるいは「Core i9-13900KF」は、非常に高性能である反面、高い冷却性能が求められる点がネックになっていました。弊社では、社内検証や負荷試験を繰り返し実施した結果、CPUのパフォーマンスを十分に引き出すには、360mmまたは420mmサイズのラジエーターを搭載したハイエンド水冷クーラーとの組み合わせが必要と判断しています。水冷クーラーのラインを強化するといった対応を実施したのですが、そもそもハイエンド水冷クーラーを搭載できる大型PCケースが必須で、コンパクトなケースとの組み合わせができなかったんです。

――Core i9-13900(F)の登場で、より組み合わせられるPCケースに幅が出てきたということですね。

西川氏:そうです。Core i9-13900Fは、現行インテルCPUの最上位シリーズながら、社内検証では優秀な消費電力と温度パフォーマンスの結果を得られました。公式スペック上ではTDPが65W、Maximum Turbo Power(MTP)が219Wと発表されていますが、MTP 219Wの設定であれば「CINEBENCH R23」といったベンチマークで長時間負荷をかけても、ピーク温度は60~75%で推移し、十分に余力があります。カスタマイズを楽しめる程度に落ち着いているので、単品販売のCPUに空冷クーラーが付属するのもうなずけるバランスです。「ZEFT Z36Flow」では純正クーラー「Laminar RH1」を採用しています。

――CPUクーラーは純正の「Laminar RH1」とのことですが、外観や性能面についてはどのような印象をおもちでしょうか?

「Laminar RH1」。Core i9-13900(F)にのみ標準付属する。ファン回転中も中央のインテルロゴは固定され、しっかり見えるようになっている

中嶋氏:なかなか存在感のある面白いデザインで、見た目にこだわる方にも気に入っていただけるのではないかなと思います。これまでのリテールクーラーは、かなり質素な印象があったんですが、サイドパネルに窓があるようなPCケースにもマッチしますし、「インテルのロゴを見せたい」というお客様にとってもいい選択肢ですね。性能的には、別売のサードパーティー製クーラーと比較してしまえば見劣りする部分もあるかもしれませんが、クーラー本体のサイズ、トップフローである点などを考慮すれば、十分な性能を備えているのではないでしょうか。基本的にはこれで問題ないと考えていますが、重い負荷のかかる使い方をされる方であれば、別途カスタマイズでサードパーティー製のクーラーを選んでいただくことも可能です。

――今回のマザーボードとの組み合わせだと、CPUのMTP設定は定格の219Wになるのでしょうか?

中嶋氏:ご注文の構成応じて定格、あるいはメーカー推奨値でMTP設定を行なっています。よりよいパフォーマンスを求める方に、各社の水冷CPUクーラーはもちろん、Noctuaの空冷クーラーの取り扱いもございますので、たとえば空冷運用のパソコンを検討される方で、よりCPU温度に配慮したい、という目的での変更もアリかなと思います。水冷クーラーですと、結果的にラジエーターファンが増えますので、もう少し派手な印象にもできますね。

カテゴリートップへ