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24コア/32スレッドのCore i9-13900Fを採用

RTX 4070 Tiを白いNZXT「H5 FLOW」に! PCゲーマーが今ほしい構成のBTOPC

2023年02月28日 11時00分更新

文● 松野将太 編集●八尋/ASCII

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「ZEFT Z36Flow」。実売価格は38万4780円

 セブンアールジャパンが運営するパソコンショップSEVENの「ZEFT Z36Flow」は、CPUに「Core i9-13900F」、GPUに「GeForce RTX 4070 Ti」を搭載するデスクトップゲーミングパソコンだ。本製品の最大の特徴はCPU・GPUの強力さに由来するゲーム性能の高さで、4Kのような高解像度での快適なPCゲームプレイを実現したいハイエンドユーザーにとっては魅力的なモデルといえる。

 今回は、「ZEFT Z36Flow」の外観と使い勝手をチェックしていく。

ZEFT Z36Flow
https://pc-seven.co.jp/spc/18646.html
価格:34万9800円(税別)、38万4780円(税込)

試用機の主なスペック
CPU Core i9-13900F(2.0GHz~最大5.6GHz)、24コア/32スレッド
CPUクーラー CPU付属空冷クーラー(標準)
マザーボード ASRock「B760M Pro RS/D4 WiFi」(インテル B760チップセット)
グラフィックス GeForce RTX 4070 Ti(MSI「GeForce RTX 4070 Ti VENTUS 3X 12G OC」)
メモリー DDR4-3200 32GB(16GB×2、スロット数4のうち2スロット使用)
ストレージ 1TB NVMe M.2 SSD(Western Digital「WD SN570」)
PCケース NZXT「H5 Flow White」
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ(外付けUSB)
通信規格 有線LAN(2.5GBASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.0
電源ユニット 定格出力850W、80PLUS GOLD認証
OS Windows 11 Home(64bit)

ハイエンドパーツをミドルタワーに凝縮

本体サイズはおよそ幅227×奥行446×高さ464mm。卓上、床上どちらでも対応できるサイズの大きさ

 「ZEFT Z36Flow」は、PCケースにNZXTの「H5 FLOW」を採用。NZXTらしいデザインのスタイリッシュさに加え、各部の有孔パネル採用による通気性の改善、ビデオカードやCPUクーラーに向けて斜めに配置された底部ファンの採用、最大360mmのラジエーターサポートなど、近年のハイエンドパーツに配慮した高い冷却性を確保しているのが大きな特徴だ。

 本体サイズはおよそ幅227×奥行446×高さ464mmで、ハイエンド構成のデスクトップPCとしては高さを抑えた寸法。このクラスのパソコンはフルタワーケースの採用もありがちで、卓上設置が難しくなることもしばしばだが、本製品は床上と卓上、どちらでも設置可能なのがメリットとなる。

フロント上部にUSBポートとオーディオジャック。なお、直上に電源ボタンが配置されている

 前面インターフェースはフロント上部にまとめて配置されており、USB 3.2 Gen1 TypeA、USB 3.2 Gen2 TypeC、ヘッドフォン・マイクジャック、電源ボタンを用意。かなりシンプルな構成で接続デバイスは限られるものの、側面を壁に寄せて配置した場合でもポートが使用しづらいといったことがない点はうれしい。

フロントは有孔パネル越しに開口されており、吸気性は高い。なお、正面のファンはオプションとなるため注意

トップ、ボトム部分にも開口部がある

トップ、ボトムそれぞれ排気・吸気口として機能する

 前述のとおり、ケースはフロント・トップ・ボトムが有孔パネル越しに開口されており、通気性は高い。PC上部に物を乗せて使用するとトップの排気口を塞いでしまうため、冷却性能への影響を考えれば避けたいところだ。逆に、側面は(ガラスパネルによる見栄えなどを気にしないのであれば)どちらを壁に寄せて配置しても問題ない。

「ZEFT Z36Flow」の内部レイアウト

大型ビデオカードを採用してもなお、広めのスペースが確保されている

オプションのフロントファン。大きくインパクトがある

CPUクーラーはインテルのリテール品を採用

ボトムに配置された12cmファン。直接CPUやビデオカードにエアーを吹き付けることで冷却を安定させる

3.5/2.5シャドウベイは背面に配置。増設は楽に実行できるだろう

 内部のレイアウトを確認すると、電源ユニットは下配置で、ミドルタワー型ということもあって内部の作業スペースはそれなりに広め。本製品は大型のビデオカードを採用しているが、それでも内部のレイアウトにはかなり余裕があり、メモリーやファンの増設なども作業性はよさそうだ。3.5/2.5インチシャドウベイはマザーボードの裏側に配置されており、ストレージの増設も簡単だろう。

背面インターフェース類。バックパネル部分の映像出力端子は使用せず、ビデオカード側の出力端子を使う

 背面インターフェース類は要点を押さえた構成で、映像出力はビデオカード側にHDMI端子、DisplayPort端子×3の計4基が用意されている。USBポートはUSB 3.2 Gen1 Type-Cポート、USB 3.2 Gen1 Type-Aポート×3、USB 2.0ポート×2の計6基で、フロントと合わせて計8つのデバイスなどが使用可能だ。そのほか、PS/2ポート×1、有線LANポート×1、オーディオジャック×3なども用意。デバイスの接続に関して、問題になるポイントはなさそうだ。

 外観や使い勝手に関してはここまで。次回は製品のスペックに注目して「ZEFT Z36Flow」の実力を見ていこう。

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