AIで認知症リスクを可視化する脳ドッグ用ソフト「BrainSuite」、海馬の経年グラフが確認可能に
株式会社CogSmart(コグスマート)は2022年12月20日、AIによる認知症リスクを可視化する脳ドック用ソフトウェア「BrainSuite(ブレーンスイート)」の受検者が受け取る結果レポートを同12月12日に刷新したと発表。記憶を司る「海馬」の体積変化を経年グラフで確認可能となった。
結果レポートでは、脳の記憶を司る「海馬」について、体積の変化を経年グラフで表示。過去の検査結果との比較をひと目で把握可能にした。「海馬」は、認知機能が低下する前に萎縮が始まることが判明しており、CogSmartは認知症のリスクを把握する重要な領域と位置づけ、着目している。
レポートは「海馬」の経年変化のグラフのほかに、脳全体における「海馬」の占有率について、同性、同世代の平均との比較を記載。脳の健康状態への理解を深めるため改良した。
「BrainSuite」は、頭部MR画像のAI解析技術などの活用により、海馬の体積や萎縮程度を測定、評価。30代から70代の幅広い年齢層を対象に、脳の海⾺体積の「分析」と「育成」を組み合わせた予防医療プログラム。東北大学の研究成果に基づき、AI活用により「海馬」の体積や、微細な萎縮程度を精密に解析する。受検者には「BrainSuite」専用会員ページから脳の健康維持や改善方法についてアドバイスを提供している。