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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第401回

山根博士のグロスマレビュー

ハッセルブラッドカメラの縦折りスマホ「OPPO Find N2 Flip」はGalaxyに対抗可か?

2023年01月07日 12時00分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII

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ハッセルブラッドカメラで美しい写真を撮影できる

 カメラは各社のハイエンドモデルのように複数の高画素カメラを搭載はしていないものの、メインの5000万画素カメラで十分な絵作りができる。画像の処理にはハッセルブラッドの長年の知見を活かし、センサーレベルで色校正とシーン解析を行うという。カメラのモードは「夜景」「動画」「写真」「ポートレート」「その他」。デジタル望遠は静止画、動画共に10倍までに対応。動画は最大4K30fpsまで対応する。

カメラのUI(左)、静止画と動画はデジタル20倍までに対応(中)、その他のモード(右)

 その他のモードにはハッセルブラッドロゴの「プロ」やパノラマ撮影のほか、ハッセルブラッドのXPAN(XPan)モードを搭載。XPanは35mmフィルムを2枚並べたウルトラワイドなパノラマ撮影が可能で、その雰囲気をOPPO Find N2 Flipで体験できる。また、本体を曲げて置けば三脚不要で撮影できる。集合写真を撮るときにも重宝するだろう。

XPanカメラを模したXPANモード

本体をL字に曲げて置けば三脚は不要だ

 以下はOPPO Find N2 Flipで撮影した作例だ。なお、超広角は800万画素、それ以外は5000万画素カメラを使いピクセルビニングにより1200万画素相当で撮影される。

超広角撮影

標準撮影

デジタル2倍撮影

デジタル5倍撮影

デジタル10倍撮影

ポートレートモードでボケを活かして植物を撮影

こちらもポートレートモード。奥行き感ある絵が撮れる

キウイフルーツとアボカドを撮影。渋い感じの色に仕上がった

標準撮影。銅像の質感もうまく表現

標準撮影。マクロカメラはないが、70mm程度まで近寄れる

夜景モード撮影。車のライトもつぶれず表現できている。Marisilicon Xによりシャッターは一瞬で切れる

【まとめ】ファッション性の高い外観に
高性能なカメラを搭載した実力モデル

 スタイリッシュな外観のOPPO Find N2 Flipは、特に女性に勧めたくなるデザイン性の高いスマートフォンと感じた。大型のアウトディスプレーは情報表示に優れているだけではなく、カメラの操作もしやすい。メインカメラを使いより美しい自撮りを手軽に撮ることもできる。

 ハッセルブラッドコラボのカメラは色仕上げも良く、さらに本体を曲げたままカメラを使うことで撮影スタイルが大きく広がるだろう。デザインだけでではなくカメラフォンとして選ぶのも十分アリな製品と感じられた。日本でもぜひ発売してほしい製品だ。

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