最上位のCore i9-13900K/Ryzen 9 7950XとRTX 4090を採用する最強クラスPCも登場!
2022年のインテルvsAMDをジサトライッペイ&ハッチが語る!
2022年12月30日 11時00分更新
「ZEFT Z30XF」と「ZEFT R42WX」でベンチマーク!
基本性能では「ZEFT Z30XF」が優勢か
さて、そんなCore i9-13900Kを搭載する「ZEFT Z30XF」と、Ryzen 9 7950Xを搭載する「ZEFT R42WX」だが、実際にどれくらいの性能があるのか、今回は基本性能についてチェックしてみた。
なお、「ZEFT Z30XF」と「ZEFT R42WX」は、どちらもGeForce RTX 4090、32GBメモリー、1TB SSD(「Samsung SSD 980 PRO」)、2TB SSD(Crucial「T2000MX500SSD1」)という構成だ。
まずは、定番の「CINEBENCH R23」から。Core i9-13900Kを搭載する「ZEFT Z30XF」は、マルチコアが38518pts、シングルコアが2255pts、Ryzen 9 7950Xを搭載する「ZEFT R42WX」は、マルチコアが37079pts、シングルコアが2036ptsという結果になった。
CINEBENCH R23の結果だと、少しだけCore i9-13900Kを搭載する「ZEFT Z30XF」のほうがスコアが上だった。とはいえ、どちらも従来世代から大きくスコアを伸ばしているのは間違いないといっていいだろう。
続いて、パソコンの基本性能がチェックできる「PCMark 10」を計測。総合スコアは、「ZEFT Z30XF」が9791、「ZEFT R42WX」が 8728という結果になった。また、詳細のスコアは以下のとおり。
PCMark 10の結果 | |||
---|---|---|---|
Essentials | Productivity | Digital Content Creation | |
ZEFT Z30XF | 11958 | 11058 | 18737 |
ZEFT R42WX | 10923 | 9802 | 16855 |
こちらも、Core i9-13900Kを搭載するZEFT Z30XFのほうがわずかにスコアは上だった。とはいえ、差はわずかなので、そこまで大きな差が開いたという印象はない。
最後に、どちらもGeForce RTX 4090を搭載するマシンだが、CPU性能で3Dグラフィックス性能は変わるのか、「3DMark」の「Speed Way」と「Time Spy Extreme」のスコアをチェックしてみた。結果は、Speed Wayは「ZEFT Z30XF」が9826、「ZEFT R42WX」が9953、Time Spy Extremeは「ZEFT Z30XF」が17655、「ZEFT R42WX」が17286という結果になった。
Time Spy ExtremeはCore i9-13900Kを搭載する「ZEFT Z30XF」のほうがスコアが高かったが、Speed WayはRyzen 9 7950Xに軍配があがった。こちらも大きな差があるわけではないのだが、超高負荷なゲームタイトルとなると、「ZEFT R42WX」のほうがパワーを発揮できるかもしれない。
ベンチマークでいうと、トータルではCore i9-13900Kを搭載する「ZEFT Z30XF」のほうがスコアは高めという結果になったが、ゲームタイトルやクリエイティブな作業の内容次第では、Ryzen 9 7950Xを搭載する「ZEFT R42WX」のほうが性能を発揮する可能性もある。こういったところは、次回以降個別のレビューにて紹介しよう。
とはいえ、COSMOS C700Mに超ハイエンドなパーツを詰め込んだ「ZEFT Z30XF」と「ZEFT R42WX」であれば、どちらもゲームはもちろん、動画編集やゲーム実況、そのほかのクリエイティブ作業まで、最高の環境でこなせるのは間違いない。
価格は、「ZEFT Z30XF」が73万2380円(税込)、「ZEFT R42WX」が76万4280円とかなりの金額ではあるが、現行最強クラスのパソコンがほしいという人は、「ZEFT Z30XF」もしくは「ZEFT R42WX」を選択してみてはいかがだろうか。
(提供:セブンアールジャパン)