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最上位のCore i9-13900K/Ryzen 9 7950XとRTX 4090を採用する最強クラスPCも登場!

2022年のインテルvsAMDをジサトライッペイ&ハッチが語る!

2022年12月30日 11時00分更新

文● 八尋 編集●ASCII

提供: セブンアールジャパン

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ジサトライッペイとジサトラハッチが2022年のインテル&AMDの動向を総括

──今年のインテルはどうでしたか?

ジサトライッペイ:年始は「Alder Lake-S」のnon-K型番、4月はCore i9-12900KSでその地位を盤石なものにしたイメージだね。9月下旬に出たRyzen 7000シリーズにも翌月即座にRaptor Lake-Sでカウンターを入れて、インテルArkではしっかりdGPU方面にもけん制してるから、パット・ゲルシンガー体制がようやく根付いてきたのかなと思っているよ。

──ではAMDは?

ジサトラハッチ:2022年はなんといっても、ソケットがAM5に変わり、一気に次世代規格への対応が進んだことが印象的だったね。AM5に変わり、メモリーがDDR5のみ対応になったことで、今までのCPUやメモリーが流用できなくなったけど、CPUクーラーは従来のAM4用もある程度サポートしているところは、エコシステムを重要視してきたAMDならでは。Radeon RX 7000シリーズは、思ったほどレイトレーシングの性能が向上しなかったかもしれないけど、競合と異なり従来の電源がそのまま使えるのはうれしいところだよね。

──Core i9-13900Kの魅力を教えてください。

ジサトライッペイ:ゲームでもクリエイティブでもまず負けない最強CPUとして魅力だね。また、条件さえ整えられれば、オーバークロックでさらなる性能アップに期待できるところも、競合にはない魅力だよね。もちろん、いかに冷却するかがポイントになってくるけど、そこはPCベンダーや自作erの腕の見せどころってもんでしょう。

──Ryzen 9 7950Xの魅力を教えてください。

ジサトラハッチ:高性能コアを16基備えているため、CGレンダリングでは有利だと思うよ。あと、5nmプロセスルールで製造されているところなどから、発熱量や消費電力がCore i9-13900Kより低く、大きなアドバンテージがあるのも魅力だね。

──イッペイさんは、インテルと比較して2022年のAMDはどう感じられましたか?

ジサトライッペイ:4月は下位モデルの追加投入でどうにかこうにかインテルに対抗する姿勢だったけど、場当たり的な介入だったためか、いまいちふるってなかった印象だね。9月のRyzen 7000シリーズも、個人的には総コストの増加で市場のウケは微妙というイメージだんだけど、個人的にはLGAソケットへの転換は「よく決断した!」と褒めたいところではあるね。

「褒めるところはあるけど、まだまだがんばってほしいね」と余裕をみせるジサトライッペイ

──逆にハッチさんは、AMDと比較して、2022年のインテルはどう感じられましたか?

ジサトラハッチ:発熱量や消費電力に懸念点はあるけど、第13世代Coreプロセッサーの性能の高さはさすがといったところだね。インテルArkは、ビデオカード本格参戦の初機種ということで性能が振るわなかった点は仕方ないものの、市場競争が盛り上がる1因として頑張ってほしいところですな。

「インテルArkにはもうちょっとがんばってもらって、市場を盛り上げてほしいですなあ」と煽るジサトラハッチに対して、「CPUの話題で来いよー」と返すジサトライッペイ

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