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第12世代Core i7とRTX 3060 Laptop GPU搭載で18万円台

薄軽ながらパワフルなゲーミングノートPC「Stealth 15M B12Uシリーズ」がコスパ最強だった

文●飯島範久 編集●ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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 3DCG描画の性能チェックする「3DMark」も計測した。DirectX 12の「Time Spy」と「Night Raid」、DirectX 11の「Fire Strike」の3種類を実行した。結果は、いずれもゲーミングノートPCとしてはミドルハイクラスで、スマートオートと究極のパフォーマンスの設定差は、Night Raidが約4000のスコア差を出したものの、そのほかはごく僅かな差だった。

「3DMark」の結果

 レイトレーシングのベンチマークテストも「V-Ray5」を使って計測した。CPUのみのレンダリング「V-Ray」では10348。GPUを使ったレンダリング「V-Ray GPU RTX」では1077と、やはりミドルハイクラスの結果を残している。スマートオートと究極のパフォーマンスとの差は僅かだった。

「V-Ray5」の結果

 実際のゲームのベンチマークテストも行なった。まずは比較的軽い部類の「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」で検証。結果は、グラフィックスを最高品質の設定にしても「非常に快適」評価で、スコアは17312を記録。平均フレームレートも約122.7fpsなので、プレイに支障はない。

「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」の結果

 少し重めの「ファイナルファンタジーXV ベンチマーク」では、設定を高品質にして、スコアが8069と「快適」評価。標準品質だとスコアが10334で「とても快適」評価になる。画質調整することで快適にプレイできるはずだ。いずれのファイナルファンタジー ベンチマークでの結果は、スマートオートと究極のパフォーマンスとの差は僅かだった。

「ファイナルファンタジーXV ベンチマーク」の結果

 続いて、軽い部類の「レインボーシックスシージ」のベンチマークテストを実行。結果は、設定を「最高」にしても平均フレームレートがスマートオートで282fps、究極のパフォーマンスで283fpsとほぼ同じ。より負荷のかかるアンチエイリアスを「T-AA-4X」にすると平均フレームレートがそれぞれ121fps、132fpsへガクンと落ちたが、FPSゲームとしてはこれでも十分戦えるレベルを維持している。

「レインボーシックスシージ」のベンチマークテストの結果

 もう1つ、重めの「サイバーパンク 2077」のベンチマークテストも行なってみた。こちらは、設定を「高」にしたとき平均フレームレートは80.53fps、「ウルトラ」にしたとき67.73fps。最低フレームは40fps前後と60fpsを切っているものの、なんとか滑らかに見えるレベルを維持している。ただ、設定をレイトレーシングにするとガクンと落ちて「ウルトラ」で18.82fpsとプレイは難しい。また究極のパフォーマンスとの差は、多少出たがレイトレーシングではごく僅かだった。

「サイバーパンク 2077」のベンチマークテストの結果

 持ち運びしやすい、ということでバッテリー駆動時間もチェックした。設定は、スマートオートでバッテリーが30%切ると、消費量を抑える「スーパーバッテリーモード」へ移行。画面の明るさは、Windowsの設定で20%にしている。「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したところ、2時間37分でスコアは7690。バッテリー容量が4600mAhということを考えると、健闘しているといえる。

「PCMark 10 Modern Office Battery Life」の結果

 最後に、ストレージの性能を「CrystalDiskMark 8.0.4」でチェックした。結果は、シーケンシャルリードが3600MB/秒超えで、シーケンシャルライトが3300MB/秒超えなので、PCIe 3.0の最高速レベルだ。

「CrystalDiskMark 8.0.4」でNVMeモードにて計測した結果

コスパも使い勝手もいい薄軽ゲーミングノートPC

 ベンチの結果を見る限り、究極のパフォーマンスは、CPUだけを使ったものだとかなり威力を発揮するが、GPUと併用するものだとその差はグッと縮まってしまった。今回の究極のパフォーマンス設定は、GPUのオーバークロックとファンを「クーラーブースト」にしたが、そうするとファンはフル回転になるためかなりうるさく、騒音計で測ったところ56.6dBAだった。一方、スマートオートだと最大でも50.4dBA程度なので、そこまで気にならない。つまり、無理してクーラーブーストを使わず、スマートオートの設定でも十分だろう。ただ、CINEBENCHの結果を見る限り、クーラーブースト設定は一定の効果はあるので、GPUに頼らずCPUパフォーマンスを発揮させたいアプリの場合は利用するといいだろう。

 Stealth 15M B12Uシリーズは、実売価格が18万8000円前後。Core i7-1280PとGeForce RTX 3060 Laptop GPUの組み合わせで、ベンチ結果からも十分なパフォーマンスを発揮。それでいて、薄型でゲーミングノートPCとしては軽く、持ち運びにも苦にならないデザイン性もある。これからゲームを始めたい人や、古くなったゲーム環境を一新したい人にはコスパもよくオススメしたい製品と言えよう。また、ゲームだけでなくオフィスワークでも威力を発揮するので、ボーナスの使い道に悩んでいたら、本製品に投資してみてはいかが?

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