高い通気性や組み換えギミックなど、魅力的な要素が満載
PCケース「Meshify 2 Light Tempered Glass」を猛烈にプッシュしたいワケ
2023年01月19日 11時00分更新
日々のメンテナンスはツールレスで可能!
組み立てた後まで快適に使える
PCケースを紹介するなら、機能や組み立てやすさがまず気になると思うのだが、その前に、あえてPCを組み立てた後のメンテナンス面を紹介しておきたい。PCは組み立てたら終わりではなく、その後もメンテナンスをしながら使い続けることになるからだ。
その点、Meshify 2 Light Tempered Glassはこのメンテナンス性が非常に考えられている。サイドパネルや天面、そしてホコリやゴミの侵入を防ぐ各フィルターは、ドライバーを使わず、着脱可能なツールレスを採用しているのだ。
これらをひとつずつ見ていこう。
ケース内部のメンテナンスに重要なサイドパネルも、ネジ止めされていない。すぐに外れてしまうのは危険では……と考えがちだが、背面上部にあるレバーを操作しない限りそう簡単に外れないので安心してほしい。
また、サイドパネルはラッチでしっかり保持されるので、振動でガタガタ鳴って騒音源になる心配もない。
フロントパネルは、幾何学デザインのメッシュ部を引っ張ると、ラッチで固定されている左半面が外れ、扉のように開く構造になっている。
上記のようにフロントパネルが大きく開くため、ケースファンはもちろん、水冷クーラーのラジエーターのメンテナンスなどもしやすいのだ。
ちなみに、メッシュ部の内側にはさらにフィルターが装着されているが、この状態では取り外すことができない。分解して掃除したい場合は、メッシュ部をさらに引っ張り、右側のヒンジ部からも外してやる必要がある。
ホコリの侵入を多少許容するのであれば、このフィルターを外した状態で組み立てると、より多くの外気をケース内に取り入れられるようになる。発熱の大きいハイエンドパーツの使用を考えているなら、フィルターを外して冷却性能を高める使い方もありだ。
ツールレスで開くことができるのはここだけではなく、天面部も引っ張るだけで外すことができる。
天面のカバーを外すと、その内側にフィルターがある。天面はホコリが溜まりやすい場所だけに、手軽に外して掃除できるのはうれしいポイントだ。もちろんこのフィルターを外し、通気性を重視するといった使い方もできる。
さらに、底面にフィルターを備えているため、通気口のない両サイド、排気口となる背面を除く3面すべてがフィルターで守られている構成だ。通気性を確保しながら、ホコリやゴミの侵入を可能な限り防ぎたいという姿勢がよくわかる。
これらのフィルターへのアクセスは、すべてツールレス。ちょっとした内部の組み換えからフィルターの掃除まで、ドライバーなどを使うことなく簡単にできる点は、長くPCを使ううえできっと役立ってくれるはずだ。