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CORSAIRの対応電源なら、最新でも古めでも問題なし!

CORSAIR電源用12VHPWRケーブルを試す、RTX 4090でド安定動作!

2022年12月23日 11時00分更新

文● 藤田忠 編集●八尋/ASCII

提供: CORSAIR

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 実動テストに進む前に、「PCIe Gen 5 12VHPWR cable」を利用するうえで、もっとも重要な電源ユニット容量の組み合わせに触れておこう。現在、CORSAIRのサイトには、×××W以上の電源ユニットを推奨するといった例が一切ない。

 「PCIe Gen 5 12VHPWR cable」の仕様では、容量850Wの電源ユニットにGeForce RTX 4090を接続すれば、450W(NVIDIA定格)の電力を供給しようとする。CPU次第では問題なく運用できるが、容量に余裕のある電源ユニットとの組み合わせで運用したい。

 ATX 3.0デザインガイドに載っている目安と、販売されているATX 3.0ならびにPCIe 5.0対応電源ユニットを参考にすると、750Wで12VHPWR~300W、850Wで12VHPWR~450W、1000W以上で12VHPWR~600W出力といった感じになる。TGPが300WアンダーとなるRTX 4070番台も、そろそろ投入されると思われるので、システム全体の消費電力はしっかりと把握しておこう。

ATX 3.0デザインガイドの一例。なお、Rest of Platformは、SSDやファンといった周辺機器への電力の合計になる

CORSAIR PC ビルダーを活用すれば、組みたい構成に必要な電源ユニット容量を確認することも可能だ

 Core i9&RTX 4090で組んだ超ド級マシンで、ストレステストを実行していこう。テストはDirectX 12 Ultimateに対応した重量級ベンチマーク「3DMark Speed Way Stress Test」(ループ50回、約1時間)に加え、「サイバーパンク2077」を4K解像度、グラフィックスをクイックプリセットの「レイトレーシング:ウルトラ」(DLSS:クオリティ)に設定し、2時間ほどプレイ。消費電力のモニタリングには、「HWiNFO64 Pro」と「iCUE」を利用した。

「HWiNFO64 Pro」で、ビデオカードの消費電力をモニタリングしている

 まずは「3DMark Speed Way Stress Test」を見ていこう。ストレステスト実行時のシステム消費電力(iCUE読み)は、最大で644Wを記録し、テスト実行中は500W後半での推移となった。

 さらにテスト実行中の「GPU 16-pin HVPWR Power [W]」と、「GPU 16-pin HVPWR Voltage [V]」(HWiNFO64 Pro)を確認すると、「GPU 16-pin HVPWR Power [W]」は最大447.869W、テスト中の平均は434.90Wに。「GPU 16-pin HVPWR Voltage [V]」はテスト12Vを切っているが、11.895~11.952Vと規定内に収まっている。

3DMark Speed Way Stress Test 12VHVPWR推移
GPU 16-pin HVPWR Power(W) GPU 16-pin HVPWR Voltage(V)
最高 447.869 11.952
平均 434.90 11.92

 テスト実行中の約1時間、400Wを超える電力を供給しているが、12VHPWRコネクター周りの温度をサーモグラフィー「FLIR ONE Pro」で確認すると、コネクターノッチ部分で40度台、高温部でも50度前半だった。バラックケースかつ室温15度程度の状態なので、PCケースに収めた際は、違った結果になると思われるが、不安のない温度といえるだろう。

1時間テスト実行時の「PCIe Gen5 12VHPWR cable」温度

12VHPWRコネクター周りで、40度台になっていた

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