組みたい自作PC構成まるわかり!! 第84回

【今月の自作PCレシピ】総額67万円で作る至高のPC

シンプルなマザーボードに
高速なDDR5-6000を組み合わる

　マザーボードはLEDギミックを備えず、シックなブラック1色のデザインと、必要十分なスペックで人気のあるTOMAHAWKシリーズの「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI」をチョイスしている。

　メモリーはGeForce RTX 4090のボトルネックにならないようにDDR5を選択。動作クロックは第13世代Coreプロセッサーの定格となるDDR5-5600を超えるDDR5-6000駆動に対応し、ヒートスプレッダーにLEDギミックを備えるCORSAIR「VENGEANCE RGB 32GB DDR5-6000」にしている。

5万円台で購入できるZ790チップセット採用マザーボードのMSI「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI」

16+1+1フェーズ 90A SPSの堅牢な電源回路や、4基のM.2スロット、2.5G LNAとWi-Fi6の搭載など、十分なスペックを備える

USBポートも充実。ゲーミングや配信デバイスなど、多数のUSBデバイスを接続できる

LEDバーを備えたCORSAIR「VENGEANCE RGB DDR5」のDDR5-6000 CL40 32GBモデルを搭載

ヒートスプレッダーのトップにLEDバーを装備。オールインワン水冷ユニットと同じく、iCUEで制御できる

M.2 SSDは、書き込み性能が向上したWestern Digital「WD_Black SN850X NVMe」の1TBを組み合わせている

高エアフローと組みやすさを備える
北欧デザインのPCケース

　PCケースは角形メッシュのフロントパネルが特徴的なFractal Designのエアフロー重視ミドルタワー「Meshify 2」だ。カード長が336mmになる「GeForce RTX 4090 SUPRIM X 24G」と、フロントラジエーター＆ファンを搭載できるスペースを持っているほか、「Define 7」から受け継いでいる組みやすいフレーム構造などで、GeForce RTX 4090との組み合わせ実績も多数あるという。

　ここではマザーボードと合わせてシックなブラックモデルを組み合わせているが、ホワイトモデルも用意。また、サイドパネルがスチールとなるソリッドパネルモデルもある。動作温度が気になる人や、冷却性能を高めたい人はソリッドモデルがおすすめだ。

エアフローを強化したFractal Design「Meshify 2 TG」

デザイン性と高エアフローを実現する角形メッシュデザインのフロントパネル

E-ATXマザーボードに対応する広い内部スペース。GeForce RTX 4090で組むうえで、大事な要素だ

さまざまな部分を取り外せるようになっており、ハイエンド構成も非常に組みやすくなっている

【取材協力】

• ツクモ