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アスクル株式会社へ経理業務のデジタル化と効率化を支援

ウイングアーク1st株式会社
2022年12月09日

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ウイングアーク1st株式会社
デジタル化により経理部内で年間10万枚の紙削減を実現


 SCSK株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 執行役員 社長 最高執行責任者:當麻 隆昭、以下 SCSK)とウイングアーク1st株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員CEO:田中 潤、以下 ウイングアーク1st)は、アスクル株式会社(以下 アスクル)の経理業務について電子帳簿保存法スキャナ保存要件の対応、および業務効率化に向け、「電子帳簿保存法対応ソリューション」を提供しました。
 SCSKはアスクルに電子帳簿保存法に対応した業務デザインの提案からソリューション導入、導入後のサポートまでを一気通貫で提供しており、同様の課題を抱えるSAP ERP を導入済のお客様に本ソリューションを提供してまいります。

1.導入背景
 アスクルが仕入れ先から受領する請求書は紙とPDFファイルと混在しているため、紙の証憑台紙への押印と回付による支払承認を行っていました。コロナ禍によるリモートワークを進めるうえでも、経理業務のデジタル化が急務となっていました。併せて、電子帳簿保存法のスキャナ要件への準拠も課題となっていました。
 SCSKは、上記を含め、アスクルの経理業務における課題を解決するために、ニーズのヒアリング結果を元に必要な業務機能の洗い出しを行い、SAP ERPとウイングアーク1st の電子帳票プラットフォーム「invoiceAgent 文書管理」「intra-mart(R)」のワークフローを活用した「電子帳簿保存法対応ソリューション」の提供に至りました。

2.導入効果
アスクルには、以下の業務改善効果についてご評価いただきました。
1.出社が必須だった経理業務のデジタル化により、経理部の決算時期のリモートワーク実施率が約50%と大幅にアップしたとともに、経理部内で年間10万枚の紙の削減を実現した。
2.紙ベースによる業務に比べて、経理部への伝票提出が締切期限間近に集中することがなくなった結果、業務の早期着手、不備の早期発見につながった。
3.年間180時間程度を要していた伝票の印刷とファイリング、請求書原本の差替え業務が不要となった。
4.SAP ERPとinvoiceAgentのAPI連携を構築した結果、過去伝票がSAPを通じて閲覧できることで、倉庫での検索が不要となり、短時間で検索が可能となった。
5.外部倉庫へ紙伝票を送付する作業が不要となり、半年に1回30時間の業務時間の削減につながった。
また、SCSKが導入後のサポートをワンストップで対応したことで、アスクルの運用保守業務の負担を軽減した点もご評価いただきました。


3.電子帳簿保存法対応ソリューションについて
 今回アスクルへご提供した電子帳簿保存法対応ソリューションは以下の通りです。(※1)


・「SAP」「invoiceAgent 文書管理」「intra-mart」がリアルタイムでシームレスに連携するAPIを開発・提供したことで、「伝票登記、承認、文書登録・伝票転記」といった一連業務の流れを止めることなく、支払承認まで進められるプロセスを実現
・SAP ERP利用ユーザーからの要望が多い「SAP伝票ロック」「SAP伝票と確証PDFのリンク」などの機能を開発・提供
・承認された伝票確証PDFファイルに自動的にタイムスタンプを付与した上、JIIMA(※2)認証取得済みである「invoiceAgent 文書管理」に保存することで、伝票データの一元管理を実現

※1:アスクルでは、電子帳簿保存法対応ソリューションの一部フローをカスタマイズして導入しております
※2:公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)が市販の会計システムやソフトウェアなどが「電子帳簿保存法」の要件に適合しているか、法的要件を満たしているかをチェックし、認証する制度

4.今後の展開
今後の電子帳簿保存法の改正やインボイス制度の開始を控え、SCSKならびにウイングアーク1stは、これまで紙で行っていた承認ワークフローや証憑の保管の電子化を短期間で実現するとともに、経理業務のペーパーレス化、内部統制強化、デジタル化を支援します。また、SCSKはこれまでの数々の事例から得られたノウハウを集約、SAP ERP導入済のお客様向けに電子帳簿保存法に必要な業務機能をテンプレート化し、「Add-Value for DX/電子帳簿保存法」として提供いたします。


■「Add-Value for DX/電子帳簿保存法」サービスページ
URL:https://www.scsk.jp/sp/sap/add-value/denchoho/
Add-Value for DX/電子帳簿保存法テンプレート費用:400万円
上記に合わせて「invoiceAgent 文書管理」「Intra-mart」のライセンス費用およびセットアップ費用、ご要件によりSAPの改修費用が別途必要となります。

2023年10月1日のインボイス制度の導入に向けて、受領した請求書の適格請求書発行事業者の確認機能を追加する予定です。また、更なるサービスの拡充を予定しており、AI OCRやRPAを活用し、お客様バックオフィス業務の効率化を支援します。


SCSK株式会社について
SCSK株式会社は、コンサルティングから、システム開発、検証サービス、ITインフラ構築、ITマネジメント、ITハード・ソフト販売、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)まで、ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインアップで提供し、お客様のビジネス価値向上に貢献します。
URL:https://www.scsk.jp/

ウイングアーク1st株式会社について
ウイングアーク1stは、20年以上にわたり累積で約30,500社に導入いただいている帳票基盤サービス「SVF」をはじめとする、企業の基幹業務を支える帳票・文書管理ソリューションと、データにより新たな価値をもたらすデータエンパワーメントソリューションの2つのソリューションを提供し、両領域で国内トップシェア(※3)を保持し、企業・団体がデータを最大限に活用しイノベーションを起こせる社会の未来をつくっていきます。
※3:出典 株式会社デロイトトーマツミック経済研究所「帳票設計・運用製品の競合調査2020年度版」 (帳票運用製品)/ITR「 DBMS/BI市場 2021」データ分析/レポーティング市場:ベンター別売上金額推移
URL:https://www.wingarc.com/


<製品・サービスに関するお問い合わせ先>
ウイングアーク1st株式会社  
〒106-0032 東京都港区六本木三丁目2番1号 六本木グランドタワー
TEL:03-5962-7300 お問合せフォーム:https://www.wingarc.com/contact/


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