11月17日から20日まで韓国の釜山で開催中の韓国最大のゲームショウ「G-STAR 2022」。NEOWIZは、同社の新作タイトル『Lies of P』のブースを大々的に展開(関連記事)。ブースでは、湾曲ディスプレーとハイエンドパソコンが揃った試遊環境が50台用意されており、来場客はアジア初となるLies of Pの試遊が楽しめた。
また今回、メディア向けの試遊台も用意していただき、一足先にLies of Pの一部をプレイすることができた。そこで今回は、本作のファーストインプレッションをお届けしよう。
ピノッキオを題材にした成人残虐劇
「嘘」によってラストが変わる!?
ファーストインプレッションの前に、本作について紹介しておこう。本作は、「ピノッキオ」を題材としつつも成人残虐劇として再解釈され新たな世界観となった、ダーク系童話アクションゲーム。
ベルエポック時代が舞台だが、もともと美しく華やかだった都市は、人間性が失われ悲鳴が響く地獄のような場所になってしまった。その中で主人公のPは、人間になるために残酷な旅をしていくこととなる。
また、大きな特徴として挙げられるのが「嘘」システム。Pは嘘をつくことで人間性ポイントを獲得し、その獲得したポイントで成長することができる。加えて、本作ではエンディングが3種類用意されており、どのエンディングにたどり着くかには、この人間性ポイントがかかわってくるのだという。
詳細はまだ不明だが、Pがどのような場面で嘘をつくことになるのか、そして嘘をつくことで物語はどう変わっていくのか気になるところだ。
ソウルライクで気を抜くと一瞬でやられる!
カギは武器と義手
早速試遊を始めると、まず3種類の武器を選択することになる。武器は大きさによってダメージと速度が異なる。例えば、剣であればそれなりに素早く移動することができるが、大剣になってくると動きは遅くなり、その分1撃のダメージが大幅に上がる。
また、今回の試遊ではできなかったが、武器はさまざまなカスタマイズが可能となっている。柄の部分と刃の部分を組み替えれば、新たなダメージやスピードが出せる武器がたくさん生まれる。いろいろと試したうえで、自分に一番あった武器を見つけるというのも、楽しみの1つになりそうだ。
加えて、武器を選択したあとはスキルを振り分ける必要があった。攻撃や防御向けのスキルなどが用意されており、こちらも戦闘スタイルによって振り分けていくっといいだろう。
本作は、いわゆる“ソウルライク”な作品となっており、ご存じの人も多いだろうがその辺にいる敵のダメージもそこそこ大きく、油断しているとすぐにやられてしまう。そんな敵が複数体いればなおさら。敵の攻撃を見極める、複数の敵は分断するといった戦い方ができないと、致命傷を負ってしまうことのほうが多い。
敵の攻撃を見極めて、しっかりかわしたり、ガードしたりしたうえで攻撃を当てていく。こういったソウルライクな戦闘は、やはりゲーマー魂に火を付けてしまう仕様といっていいだろう。
なお、その辺にいるクリーチャーも、所持している武器はさまざま。こちらも小さいと素早いし、大きな武器だと一撃が強いぶん、避けやすくもある。また、遠距離武器を持った敵もいるため、うまく攻撃をよけながら距離を詰めて倒すことが必要だ。
なお、Pは左手に義手を備えている。試遊したときは義手から先が尖ったチェーンを繰り出し、遠くにいる敵を近くに寄せることができる。遠距離武器をもった敵や複数体いて先に1体倒してしまいたいというときに便利だった。
なお、今回の試遊では登場しなかったが、義手にも種類があり、それぞれで違った攻撃やアクションが味わえる。この義手がどういったアクションにつながるのかも、楽しみな要素の1つだ。
マップの各所には「Stargazer」があり、これを拾うことでそこからリスポーンすることができる。ソウルライクなタイトルだけあって、倒されるとその地点に経験値などを落とすため、もし落としてしまった場合はしっかりと回収しなくてはいけない。
今回は短めの試遊となったが、それでも骨太なアクションと、一筋縄ではいかない戦闘を存分に味わうことができた。
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