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4スロット占有ビデオカードの垂直配置に挑戦

美しすぎるPalitのGeForce RTX 4080は性能も文句なし

2022年11月15日 23時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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ミドルタワーPCケースに組み込んで実際の使い勝手を試す

 ここからは、RTX 4080 GameRock OCを動作させていこう。GeForce RTX 4080 16GBの基本のゲーミングパフォーマンスは、加藤勝明(KTU)氏がレビューしてるのでそちらにお任せし、こちらでは実際にPCケースへ組み込んで、RTX 4080 GameRock OCの冷却性能や静音性といった実使用面をチェックしていこう。

 高発熱&巨大なGeForce RTX 4090/RTX 4080を使う上で大事なPCケースには、エアフローを強化したNZXTの最新ミドルタワーPCケース「H7 Flow」を選択。フロントに標準装備された120mm径ファンはトップに移動し、フロントにはThermalrightの140mmファン「TL-B14 WHITE」を搭載して風量を強化している。140mm径では珍しい白色のファンでもある。

人気PCケースNAXT「H」シリーズの最新モデルで、「H7 Flow」はフロントがメッシュパネルになっている高エアフローバージョンだ

エアフロー重視のフロントパネル。LEDファンだけでなく、マザーボード装備のLEDものぞける

フロントは140mmファンに変更して、吸気風量を増やしている

 GeForce RTX 4000シリーズで組む上で、非常に重要になる電源ユニットには、12VHPWRを装備するFSP「Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」を採用した。容量は1000Wで、最も大事な12VHPWRコネクターは、600Wまでの電力供給に対応している。

 そのほか、「Core i9-12900KF」や、ASRockのマザーボード「Z690 Steel Legend」などを組み合わせている。

FSPのATX3.0対応電源ユニット「Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」。実売価格は3万円前後

135mmの大型ファンを搭載する。ファンの動作はセミファンレスに加え、常時回転モードを備え、切り替え可能だ

「H7 Flow」はシャドウベイを外すことで、電源ユニットスペースに余裕ができる。使用電線が太く、ケーブルが固めになっている12VHPWRケーブルを無理なく取り回せる

テスト環境
CPU インテル「Core i9-12900KF」
(16コア/24スレッド、最大5.2GHz)
CPUクーラー Deepcool「AK620 ZERO DARK」
(空冷サイドフロー、デュアルヒートシンク、120mmファン×2)
マザーボード ASRock「Z690 Steel Legend」
(インテルZ690、ATX)
メモリー CFD販売「W4U3200BMS-16G」
(16GB×2、DDR4-3200)
ビデオカード Palit「GeForce RTX 4080 GameRock OC NED4080S19T2-1030G」
(GeForce RTX 4080、16GB GDDR6X)
ストレージ Samsung「980 PRO MZ-V8P2T0B/IT」
(2TB M.2 SSD、PCIe4.0 NVMe)
電源ユニット FSP「Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W HPT2-1000M.GEN5」
(1000W、80PLUS PLATINUM)
OS Microsoft「Windows 11 Pro」(22H2)

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