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HDMIエクステンダー「VEX-HD4KP1001A」も発表

エレコム、8K映像高速伝送に対応したアクティブ・オプティカルHDMIケーブル

2022年11月15日 17時20分更新

文● ASCII

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アクティブ・オプティカルHDMIケーブル

 エレコムは11月15日、8K(60P)/4K(120P)に対応したUltra High Speed HDMI規格認証モデルのアクティブ・オプティカルHDMIケーブルを発売した。

 本製品は、信号ラインに光ファイバーを使い、パワーラインに銅線を使ったハイブリッド構造を採用し、1本のケーブルで映像信号と音声信号をデジタルのままで高速伝送ができるHDMIケーブル。映像伝送用高速ラインに光ファイバーを採用し、ノイズの影響を受けにくく、安定した映像の長距離伝送が可能だとする。

 サウンドバーとの接続が可能なeARCに対応。BT.2020や、HDR10、Dolby Vision、HLGのHDRコンテンツをサポートする。ゲームモードVRRに対応することで、可変リフレッシュレートにより、PC等の機器とディスプレーの間で起こるタイムラグや動作の重さを最小限に抑えるとする。100Mbpsのイーサネット通信を実現するHEC(HDMIイーサネットチャンネル)に対応する。

 光ファイバーの採用により、ケーブルの細径化と軽量化を実現。家庭内シアターシステム構築時やサイネージなどの用途でも取り回しがしやすいおよそ5.4mm径のケーブルを採用する。各種制御信号やパワーラインには銅線を採用することで、HDMI端子からの電力供給が可能。外部供給電源が不要なため、電源用コンセントのない場所の配線が容易になるとしている。

 ラインアップと実売価格は、ケーブル長5mのモデルが6万4680円前後、10mのモデルが8万6680円前後の見込み。

HDMIエクステンダー「VEX-HD4KP1001A」

HDMIエクステンダー「VEX-HD4KP1001A」

 また同日、HDMI信号をLANケーブル経由で最大70m伝送できる、HDMIエクステンダー「VEX-HD4KP1001A」を発表した。実売価格は4万480円前後の見込みで、11月中旬より発売する。

 本製品は、映像出力機器からのHDMI信号(映像+音声)を送信機で変換し、LANケーブルを使って受信機に送り、受信機でHDMI信号(映像+音声)に戻してHDMI対応の大型ディスプレーやプロジェクターに表示できるHDMIエクステンダー。1本のLANケーブルで最大70mもの距離を伝送できるので、映像出力機器を近くに置けない場合などに役立つという。映像は4K60Hzの高精細な画質で伝送できる。HDMI 2.0bに対応し、HDCP 2.2(High-bandwidth Digital Content Protection)をサポートする。

送信機の入出力端子。送信用のHDMI入力のほか、送信側でモニターできるようHDMI出力も装備。他にACアダプターとIRリピーターの端子を装備

受信機の入出力端子。HDMI入力のほかACアダプター端子とIRリピーター端子を装備

 送信元にある映像出力機器を操作する赤外線リモコンを、受信機に接続したIRリピーターに向けて操作することで、送信元にある映像出力機器を、目の前にあるかのようにリモートで操作できるので、映像を途中で止めるなど、状況に応じた操作が可能。

 電源は、送信機または受信機のいずれかに付属のACアダプターを接続することで、LANケーブルを使って供給できる。1Uサイズのラックマウント金具も付属し、各種施設の調整室などのラックに設置できる。

 堅牢なメタルケースを採用し、会議室や教室での利用から、宴会場やホール、イベント会場といった大きな施設まで、常設・仮設を問わず、幅広いシーンで活用できるという製品。

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