ではWindowsスナップ、FancyZonesどっちを使うか?
FancyZonesは、高機能でゾーンの配置を細かく、モニターごとに設定できるため、Windowsスナップに不満がある場合の選択肢となる。また、前述のモニター間の巡回方向やアプリケーションごとに前回配置したゾーンにウィンドウを配置する機能があり、3枚以上のマルチモニターで利用すると便利さを実感できる。ただ、使い方は少し複雑で、レイアウトエディタでのレイアウト作成などが必要なほか、設定項目も多数ある。個人的にはここまで高機能にしなくてもと思うことがある。
筆者は、マルチモニターのデスクトップマシンでは、FancyZonesでウィンドウを配置していたが、現実にはWindowsスナップの縦横2分割のレイアウトだけで十分なことも多く、FancyZonesの拡張機能だけを利用するようになった。設定が面倒だが、両方を併用することは不可能ではなく、メリットもある。
これに対して、Windowsスナップは標準機能でインストール不要、あらかじめ用意されたパターンのみなので手軽に利用できる。特にシングルモニターやデュアルモニター程度ならば、巡回方向の問題もほとんどないため、Windowsスナップでも十分だろう。
また、ノートPCなどシングルモニターでの利用なら仮想デスクトップに作業別にウィンドウを配置して切り替えて使うといった方法もある。このようにすることで、デスクトップ上のウィンドウの数を見かけ上減らすことができ、スッキリとした配置で利用が可能だ。
Linuxなどで使われるX Window Systemでは、ウィンドウの配置をする「ウィンドウ・マネージャー」自体が独立したプログラムであり、さまざまなものがある。FancyZonesを見ていると、このウィンドウマネージャーに近いものを感じ、ちょっとソースコードをのぞいてみようという気になった。GUIの統一性も必要だが、初心者をスマホに取られるような時代、「プロ」向けに利用者が自分好みにできるGUIの多様性も必要なのかもしれない。
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事
-
第530回
PC
Windows 11でタスクバーの位置の移動機能が復活するのは結局どうなった? プレビュー版の現状を見る -
第529回
PC
Windowsの標準スクリプト言語であるPowerShellの現状をあらためて紹介する -
第528回
PC
Windows 11の標準機能でメモリに問題がないかを診断する -
第527回
PC
Windowsがクラッシュする原因を究明する方法 AIを活用すると結構早い -
第526回
PC
今年6月にPCが起動しなくなる心配はないが、セキュアブートが機能しないとWindowsのセキュリティ機能は一部使えなくなる -
第525回
PC
6月以降「PCが起動不可能に?」と間違った騒がれ方をしている原因の「セキュアブート」とは? -
第524回
PC
Windows Insider Programが変化 チャンネルが3つになって整理される -
第523回
PC
AI傾倒に一息入れて、既存のWindowsの改良を宣言するMicrosoft タスクバーを画面の上下左右に移動可能に!? -
第522回
PC
Windowsでも完全キーボード操作派は注目! PowerToysのコマンドパレット -
第521回
PC
Windowsでアプリをインストールしたときに警告が表示する「Defender SmartScreen」と「Smart App Control」 -
第520回
PC
WindowsターミナルのPreview版 v1.25では「操作」設定に専用エディタが導入 - この連載の一覧へ











