Skillnote、ものづくり人材のスキルデータからインサイトを導くスキル分析機能をリリース
株式会社Skillnote
組織全体のスキル保有状況を分析し、戦略策定や意思決定を支援
製造業のスキルマネジメントを牽引する株式会社Skillnote(本社 東京都中央区、代表取締役 山川隆史、以下Skillnote)は、クラウド型スキルマネジメントシステム「Skillnote」において、スキル分析機能をリリースしたことを発表します。
スキル分析機能は、「Skillnote」で一元管理している従業員のスキル情報/資格情報/教育情報を、部門・年代・時系列といった様々な軸で分析ができる機能です。これにより組織全体のスキル保有状況や育成状況などをマクロ視点から分析、把握することが可能となり、現場部門だけでなく本社人事部門や経営層における戦略策定および意思決定を支援します。
「Skillnote」は、ものづくり現場における従業員の力量情報*を活用した計画的な人材育成と人材配置を実現するスキルマネジメントシステムです。従業員のスキル情報を軸に教育情報(OJTや講習の計画、履歴)および資格情報のそれぞれを連動させた一元管理と、個人に最適化した育成計画の立案、進捗管理が可能です。システム内でOJTの履歴がスキルのレベルアップに、スキル取得が認定資格の付与に反映されるなど、有機的かつ包括的なスキルデータの活用を実現します。
スキル分析機能は、これら「Skillnote」の既存機能と一体となり、その価値を大きく向上させる新機能です。
*「力量」とは、個々の業務に必要なスキル(技能)、知識、資格、経験等の能力のことをさす。
開発の背景
昨今、労働人口の減少にはじまり、脱炭素化の進展など、ものづくりを取り巻く環境が大きく変化しています。その中で、従業員に求められるスキルや人材育成の方法も変革を迫られています。Skillnoteは、ものづくり企業が競争力を高めていくためには、その力の源泉である従業員スキルを有用なデータとして捉え、従来の現場部門での管理を越えて事業戦略や経営戦略に積極的に活用していくことが重要だと考えています。
従来「Skillnote」は、ISO監査などに対応するため、現場部門や工場がスキル管理業務の効率化を目的に導入するケースが多くあります。一方で、経営観点で人材育成と人材活用の変革を推し進めるためには、現場のスキルに裏打ちされたデータの活用が不可欠です。Skillnoteのユーザー企業および新規でお問い合わせ下さる企業の中でも、現場部門から本社部門まで一貫した導入を検討するケースが増えてきている状況です。
スキル分析機能は、ものづくり現場のスキル管理で集まったデータの有用性を高め、よりマクロな視点で分析を可能にすることで、現場部門のみならず全社的な戦略策定や意思決定に資することを目的に開発されました。
スキル分析機能の主な特徴
ものづくりのスキルマネジメントを支援する複数の分析テンプレートを利用可能
Skillnoteの知見やノウハウを反映したテンプレートを複数用意しています。保有スキルを部門・年代・時系列などの条件で分析が可能です。今後、テンプレートの追加、改善も予定しています。
ファイル統合やデータ集計の手間と時間を削減
「Skillnote」で一元管理されているスキルや資格、教育情報の最新情報を簡単に分析・可視化することができます。レポート作成のために、Excelなどのファイルの統合やデータ集計、マクロを組むといった必要はありません。簡単操作で、手間なく、正確なデータを閲覧できます。
分析結果を PDF やExcelなどで出力し共有や報告に活用可能
分析結果や集計データをPDFやExcel、 PNGなど複数の形式で出力することが可能です。関係者への共有や報告を行うためのレポート作成に活用ができます。
利用ユーザーの権限設定が可能
利用ユーザーの制御が可能です。分析機能やダッシュボード別に利用制限ができます。データ活用を推進する上で、安心して社内で利用ができます。
スキル分析機能の主な活用例
組織横断的にスキルの保有状況を俯瞰して把握したい
利用シーン:今後の事業計画を踏まえて要員計画を立てる際に、組織別の育成状況やスキル習熟度合を分析したい
このダッシュボードで分かること:
・どの力量が、どの組織で強いか・弱いか。
・組織単位でレベル別の力量保有者数を確認できる。
・組織ごとのスキルの総合力を時系列推移で確認できる。
(スキル分析機能「組織別保有力量分析」画面イメージ)
今後、経年で失われるスキルを把握したい
利用シーン:中長期的な人員計画の検討時、定年退職などで失われるスキルの技能伝承問題を、現場~上層部で目線を合わせて議論したい。
このダッシュボードで分かること:
スキルごと、年代別・レベル別の保有状況。1年後、5年後などに退職で失われてしまうスキルをランキング形式で把握できる。
(「経年変化で失われる力量ランキング」イメージ)
教育・人材育成が計画通り進んでいるか確認したい
利用シーン:全社方針で人材育成の強化となった際、実際に育成の計画を立てられているか、進捗しているかを月次の会議で把握したい。
このダッシュボードで分かること:
・育成計画を計画通りに実施している部署、そうでない部署。
・予定していた日程から遅延している育成計画。
(「育成計画ガントチャート」イメージ。水色が計画中、緑が実行中、赤が遅延を示している)
今後の展開
今後Skillnoteは、技能伝承や多能工化、リスキリングなど、ものづくり企業の各部門が抱える多様な課題に対応する分析機能の提供を進めていきます。中長期的には、スキルマネジメントのベストプラクティスを反映したデータ活用の取り組みを進め、スキル体系の標準化や従業員キャリアのレコメンドなどの機能を検討しています。
スキル分析機能オンラインセミナーを開催
スキル分析機能の使い方や、活用法を実際の画面で確認できるオンラインセミナーを実施します。
開催日時:2022年11月24日(木) 13時~
こちらのサイトからお申し込みください。
https://www.skillnote.jp/news/seminar_20221124/
スキルマネジメントシステム「Skillnote」について
Skillnoteは、製造現場において従来Excel等で管理されてきたスキルマップ(力量管理表)を一元的に管理・運用することのできるクラウドサービスです。製造現場のスキル/教育データがクラウドに登録され見える化が進むことで、スキルデータを活用した計画的な人材育成・人材配置を実現し、技能伝承、多能工育成、即戦力化といった製造業の人材管理に関する課題解決に貢献します。
株式会社Skillnoteについて
「つくる人が、いきる世界へ」というビジョンのもとに、ものづくりにおける人の成長を科学し、ものづくりに関わる全ての人がいきいきと働く社会の実現を目指しています。
会社名:株式会社Skillnote
所在地:東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン サウス棟4F
設立:2016年1月
資本金:5億1,476万円(資本準備金を含む)
代表者:山川 隆史
事業内容:製造現場にフォーカスしたスキル/教育管理システム「Skillnote」の提供
HP:https://www.skillnote.jp/
*本プレスリリースに記載されている会社名・製品名は、各社の商標または登録商標です。
*本プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。