よりお得にPS5本体ストレージ拡張したい!

PS5推奨転送速度に満たないCrucial P3 Plus SSDで拡張したらどうなる?

文●飯島範久 編集●ASCII.jp編集部

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PS5のストレージ拡張は5500MB/秒以上を要求するけど

 PS5の本体ストレージ拡張については、公式サイトで使用できるSSDの要件が公開されている。それによると、ストレージ容量は4TBまで、PCIe 4.0対応NVMe SSDで5500MB/秒以上を推奨。ヒートシンクや熱伝導シートなどの放熱構造を装着することとなっている。

PS5の公式ページで、ストレージ拡張について記載されている

 以前、この要件を満たした「Crucial P5 Plus SSD」を使用して、PS5の本体ストレージを拡張したが、今回は9月に発売された「Crucial P3 Plus SSD」を使ってストレージの拡張に挑戦しようというものである。

 P3 PlusはP2の後継モデルで、PCIe 3.0から4.0へ規格がアップし、ハイパフォーマンスのP5 Plusに対して、エントリークラスといった位置づけの製品だ。シーケンシャルリードが最大5000MB/秒で、シーケンシャルライトが最大4200MB/秒とPCIe 4.0対応のNVMe SSDとしては遅い部類のもの。とは言え、P2のシーケンシャルリードが最大2400MB/秒だったので、倍近くのスピードになっている。それでも、手ごろな価格に抑えられており、1TBモデルで1万3000円前後と購入しやすくなっている。

 これまで筆者は何度かPS5のストレージをさまざまなSSDで拡張してきたが、推奨速度を下回る製品は使用したことがない。どのような結果になるのか興味津々である。

 さっそく、PS5のストレージを拡張してみた。簡単に作業方法は以下の手順で行なうが、詳細はPS5の公式サイトに記載されているので、そちらを一読してほしい。

 なお、P3 Plusはヒートシンクが装着されていないので、P5 Plusのときと同様に、別途ヒートシンクを購入して装着している。

Amazonで購入したヒートシンクを装着。2000円もしないので、良さげなものを選ぶといい

まずPS5本体のカバーを外す。PSのロゴがない側のカバーを、背面側の角を手で持ち上げるようにし、底面方向へスライドさせる。

拡張スロットの蓋のネジを外す

出荷時は端の110でネジ止めされているスペーサーを外して、80の位置へ移動

ヒートシンクを装着したP3 Plusを斜めに挿して固定する。あとは元に戻すだけ

 P3 Plusを装着したらPS5を起動し、フォーマットする。すると、読み込み速度が表示され、4204MB/秒という結果に。P5 Plusのときもスペック値より低い価になったので、ベンチマークテストで定番のCrystalDiskMarkでの計測方法とは若干異なるのだろう。推奨値より下回っているものの、特に警告が出ることもなくそのまま利用可能となった。

PS5を起動すると、M.2 SSDのフォーマットが促されるので、フォーマットを実行

転送速度を計測した結果が表示されるが、4204MB/秒と推奨となる5500MB/秒には届いていない。しかし、とくに推奨を下回っているといった警告もなく利用できる

設定」から「ストレージ」を選択すると、ストレージが拡張されていることが確認できる

あとは、必要に応じてゲームを移動しよう

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