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D1グランプリ2022 TOYO TIRES密着レポート! 第4回

九州で開催のD1グランプリはTOYO TIRESが開幕戦以来の優勝を飾る!

2022年10月30日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) 編集●ASCII

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【第7戦・単走】前日から一転、川畑選手2位、藤野選手5位と上位通過!

朝の練習走行の様子

スタートダッシュをする藤野選手

 前日から一転、曇天模様。朝には霧が出て、少し肌寒さを覚える陽気。雨は降る気配はなく、空は次第に晴れてきましたが、気温はそれほど上がらず。過去、路面温度が低いとTOYO TIRES勢の調子がよい傾向があり、少し期待がもてます。

藤野選手の1本目

 藤野選手はグループAからの出走。1本目は前日と同じ156km/hからの1コーナー侵入。得点は98.4点と点数を上げてきました。

藤野選手の2本目

 2本目も156km/hで侵入。ですが全開率が高く、ゾーン3をわずかに入れるような走りをみせます。得点は98.5と少し上げてきました。

川畑選手の1本目

 川畑選手もAグループからの出走です。1本目は攻めすぎたため、コースアウトで失敗。後がなくなってしまいました。

川畑選手の2本目

 2本目は167.39km/hと全チームで2番目に速い速度で1コーナーへ! そのまま切れ味するどく切り返し、安定度の高い高速ドリフトをみせて99.2を出しました。結果、川畑選手は単走2位、藤野選手は5位で通過。TOYOサポート選手の松井選手は11番手、松山選手は9位となりました。やはり路面温度に影響されるのでしょうか? その点を藤野選手に尋ねたのですが「どうなんですかね?」と、はぐらかされてしまいました。

【第7戦・追走】混乱の中、川畑選手がシーズン2勝目!
シリーズチャンピオンが狙える位置に

藤野選手と#46末永正雄選手

川畑選手と#15植尾選手

 ベスト16戦の対戦相手は、藤野選手が#46末永正雄選手、川畑選手が#15植尾選手です。

藤野選手と末永選手の1本目

 藤野選手先行の1本目。98点の走りに対して、末永選手は97点に後追いポイント4の101点。

藤野選手と末永選手の2本目

 入れ替えて藤野選手後追いの2本目。逃げる末永選手に対して、1コーナーの侵入からとても近い位置にいます。驚いたのか末永選手は1コーナーで修正している様子が見えました。末永選手98点に対して、藤野選手95点に後追いポイント4の99点。走りの得点が思いのほか低く、その結果、ベスト16敗退となりました。

川畑選手と植尾選手の1本目

 川畑選手先行の1本目。逃げる川畑選手は、1コーナーを突っ込みすぎてゾーン2を外してしまいます。ですが速さで植尾選手を圧倒。川畑選手98点の走りに減点1、植尾選手は95点の走りに後追いポイント0。97対95点と有利に進めます。

川畑選手と植尾選手の2本目

 入れ替えての2本目。植尾選手は第2、第3ゾーンを外す一方、川畑選手は終始クレバーな走り。無理をせず綺麗にあわせていきます。植尾選手97点の走りに減点3がはいって94点。川畑選手97点の走りに後追いポイント3.5の100.5。川畑選手ベスト8進出します。

川畑選手と斎藤選手の1本目

 ベスト8の対戦相手は#87斎藤選手というチャンピオン同士の対戦。今大会の最高速ナンバー1とナンバー2の対戦です。川畑選手先行の1本目。それまでの対戦とは異なるハイスピードバトル。川畑選手98点の走りに対して、斎藤選手95点に後追いポイント8。5ポイントのアドバンテージを許してしまいます。

川畑選手と斎藤選手の2本目。前を走る川畑選手はドリフトをやめて普通に走行している

 後がなくなった川畑選手後追いの2本目。スタート直後の加速区間で斎藤選手が失速。マシントラブルによって、川畑選手のベスト4進出が決定しました。

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