今から35年くらい前に、Macintosh Plusという日本語が正式サポートされキヤノン販売から販売された、アップルのパソコンを衝動買いしてしまった。スペックはもう完全に忘れてしまったが、今でもはっきり覚えているのは、その時買った値段が69万8000円だったことだ。きっと、当時の月給の何倍かだった。
当時、筆者は自宅のあった大阪帝塚山近辺の住人や会社の同僚を集めて、「帝塚山マイコン倶楽部」なんていう名前のパソコンクラブを作って遊んでいた。富士通FM-7の地域ユーザークラブとしてスタートしたパソコンクラブだったが、あっという間にMacintosh Plusのユーザーが増え、その後長く仲間とMac系のパソコン月刊誌に海外フリーウェアの紹介などの連載を掲載した。
当時Macintosh Plusが米国で発売された時の価格は、2500ドル近辺だったと記憶している。1ドル270円近辺の換算だ。昨今の1ドル145円近辺での大騒ぎが、嘘のような感じだ。昨今は、ネットオークションでも滅多にお目にかかることのない愛らしいデザインのレガシーなレトロ・マックは、今では別のジャンルのガジェットに化けて古き良き時代を懐かしむ多くの層に超人気のアイテムとなっている。
今回のPD対応ACアダプターも、その1つだ。レトロMacオマージュガジェットの多くは、かつての1980年代のパソコンが最もおもしろくて元気だった時代の、初代MacintoshからMacintosh SEの時代の縮小オマージュ製品が主流だ。筆者が過去いくつかのコラムでご紹介したレトロMacintosh型のApple Watch スタンドや小さなマック風HDMIモニター、キーキャップなどがその代表例だろう。
今回ご紹介するMacintoshオマージュレトロ商品は、初代MacintoshやMacintosh Plusをベースにしたスマホやタブレット、パソコンユーザーに大人気のPD対応のACアダプターだ。筆者は、今年の春ころ米国クラウドファンディングであるINDIEGOGOで2個セットを379香港ドル(約6990円)と、日本までの送料80香港ドル(約1476円)の合計459香港ドル(約8466円)でプレッジして、7月末に受け取った。

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