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中小規模法人向け 「弥生会計オンライン」 第3回

【レビュー】脱サラした一人社長「弥生会計 オンライン」にすがりつく

2022年10月04日 11時00分更新

文● 村上タクタ 編集●飯島恵里子/ASCII

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約30年勤めた出版社を辞め、自ら会社を立ち上げて仕事を始めた

 2022年4月末に約30年勤めた出版社を辞め、自ら会社を立ち上げて仕事を始めた筆者。会社員時代も経費精算に苦手意識があったが、「簿記に自信がない」「帳簿付けの時間がない」とないないづくしでも帳簿がつけられると評判の「弥生会計 オンライン」を使ってみた。

経費精算が面倒だから会社を辞めたはずなのに……?

 出版社に勤務して30年間。ブラックな職場や、理不尽な上司に耐え続け「いつ辞めようか?」と思い続けてきたが、ついに4月いっぱいで会社を辞め、5月に独立開業して仕事をスタートさせた。いまの働き方は非常に快適。やっぱり私は組織人向きではなかったとつくづく思っている。

 会社ではいろいろあったが、嫌いだったことのひとつに「経費精算」がある。出張旅費や、日々の取材の経費をいちいち計上せねばならない。文章を書くのはどれほど大量でもまったく苦にならないが「金勘定」の苦手な私にとって、もっとも面倒な業務のひとつだった。

 しかし、会社を辞めて独立してみても、やっぱり経理業務は必要だった。会社員だった時には理解していなかったが、独立して会社を作ると、経理業務が発生する。収入と支出を集計し、確定申告をしなければならない。これによって、支払う税金が決まるのだから、やりたくないからといってやらないワケにはいかない。

 昔は、税理士さんに丸投げ……という人も多かったようだが、今は「弥生会計 オンライン」などのウェブサービスを使って、データ入力は自分でやって税理士費用を安く抑えている新設法人の方も多いようだ。私も一人社長としては駆け出しなので、どのぐらい稼げるかも分からないから、税理士費用という支出を抑制すべく、弥生会計 オンラインを利用することにした。

 会社員時代に経費精算が嫌いだったと書いたが、特に不自然な神エクセルに数字を入力してプリントアウトしてハンコを捺したり、領収証を糊で貼って合番を書き込んだり……という理不尽な作業がイヤだったというのもある。その点、一人社長なら経費精算業務を、自分の考えで効率化できる。

 弥生会計 オンラインなら、銀行口座やクレジットカードからデータを取り込んでくれる「スマート取引取込」という機能がある。専用の銀行口座と、クレジットカードを作って、仕事の支払いはすべてそのカードからするようにしたら、かなり効率化できるのではないだろうか?

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