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ASRock原口氏に聞く、「X670E Steel Legend」が長期間の安定したゲームプレイに向く理由

ASRockマザーがRyzen 9 7950Xの性能を最大限に! パソコンショップSEVEN渾身のゲーミングPCにAMD大好きジサトラハッチも大満足

2022年10月04日 11時00分更新

文● 宮崎真一 編集●八尋/ASCII

提供: セブンアールジャパン

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ケース、電源、CPUクーラーにCooler Masterの製品を採用
ケースはエアフローが強力な「COSMOS C700M」

──ZEFT R40VXでは、前述のCPUクーラーに加え、ケースや電源ユニットもCooler Masterの製品で揃えていますが、その理由は何でしょうか?

中嶋氏:Ryzen 9 7950Xを使用したハイエンドパソコンを構成するなら、それに見合ったハイエンドなケースがいいということで、Cooler Masterさんの「COSMOS C700M」を採用しました。こちらは、国内での取り扱いが弊社のみのケースで、非常に人気が高いです。また、内部空間が広く内部のエアフローも強力で、冷却面でも懸念がないという点も、このケースを選んだ理由の1つです。次にCPUクーラーについては、当初は揃えるつもりはなかったのですが、前述のとおり冷却性能を重視し、見た目的にはケースに合った落ち着いた雰囲気にしたかったので、こちらもCooler MasterさんのMasterliquid PL360 Fluxとなりました。最後に電源ユニットですが、弊社では定格出力1000Wのモデルはいくつか取り扱いがあるのですが、その中で弊社で実績があり人気も高いモデルということで、Cooler Masterさんの「V1000 Platinum 1000W」を選択しました。ですので、意図的にはCooler Masterさんの製品を揃えたというよりは、品質や実績などを重視した結果、たまたまCooler Masterさんの製品になったという意味合いが大きいです。

ケースにはCOSMOS C700Mを採用

フロントパネルにはUSBが5系統用意されている

右側面のサイドパネルを開けたところ

──GPUに「GeForce RTX 3080 Ti」(以下、RTX 3080 Ti)を組み合わせた理由は何でしょうか?

真重 翔氏(以下、真重氏):「GeForce RTX 3080 Ti」は、最近人気が高まっているウルトラワイドディスプレーを使ってプレイをしたり、WQHDで高フレームレートを維持してプレイしたいというゲーマーの方のニーズに応えられるハイエンドビデオカードです。より快適なゲーミング環境を求める方には、RTX 3090や3090 Tiなども候補に挙がってきますが、コストと性能のバランスを考えて選ばれる方にはRTX 3080 Tiがおすすめできるかなと思います。

中嶋氏:弊社では「GeForce RTX 3080」の人気が非常に高いです。さらに下の「GeForce RTX 3070 Ti」になると、4Kかつ高画質で遊びたいとなると力不足になる場面もありますので、どんなゲームでも最高のパフォーマンスでプレイできるとGPUということで、RTX 3080 Tiを選ばせていただきました。

GPUにはRTX 3080 Tiを採用している

──ストレージにはM.2とSerial ATAのSSDをそれぞれ搭載していますが、標準構成でM.2のSSDを2枚にしなかった理由は何でしょうか?

真重氏:サブ用のストレージには容量を重視されるお客様が多く、容量単価のリーズナブルなSerial ATAのSSDは根強い人気があります。加えて、将来的にお客様がSSDをさらに容量の大きいモデルに変更する際に、M.2よりSerial ATAのほうが換装しやすいと思います。ですので、アップグレードのしやすさを考慮した結果ともいえます。

──ZEFT R40VXはどういったユーザー層に向けたモデルになりますか?

真重氏:まずは、AMDファンの方に見ていただきたいパソコンですね。ゲーミングはもちろんのこと、クリエイティブ作業でも最高水準の性能が提供できるマシンに仕上がっていますので、新世代のRyzenを待ち望んでいたお客様の心に刺さる製品だと自負しています。クリエイティブ作業というところでいえば、実は私もゲームメーカーでクリエイターとして数年働いた経験があります。当時は、ゲームの企画や仕様設計、演出映像の制作などの仕事を経験しましたが、CPUに負荷のかかる「プレビュー」や「動画のレンダリング作業」などには必要以上に時間がかかってしまうことがあり、作業効率にCPUのスペックは大きくかかわってくる部分だと感じていました。7950Xについては、AMDさんが出しているキャッチフレーズも「ゲーミングとクリエイティブ制作に最適」で、実際のスペックとしてみても、基本周波数4.5GHz、最大ターボ周波数5.7GHzと非常に高い数値が出ることに加え、スレッド数も32スレッドあるので、今まで以上の快適さを感じながらクリエイティブ作業を進められると思います。

真重氏はRyzen 7000シリーズはクリエイティブ用途でも注目のCPUだと語る

──ZEFT R40VXの価格はいくらぐらいでしょうか?

中嶋氏:60万円くらいになります。非常に高価だとは思いますが、GPUにRTX 3080 Tiを採用していますので、それに「Ryzen 9 7950X」を組み合わせると、そのぶん値は張ってしまいますね。

──CPUはBTOでRyzen 7000シリーズのすべてに変更可能になるのでしょうか?

中嶋氏:はい、Ryzen 9 7950Xのほかに、一番下のモデルとなる「Ryzen 5 7600X」まですべて揃える予定です。ZEFT R40VXのほかに、各CPUを採用した新しいPCもご用意します。1つのCPUにつき15~20モデルをご用意するつもりですので、もしお客様に興味があれば、ぜひ弊社のサイトをご覧いただきたいです。

──モデル数が多いですね。それだけRyzen 7000シリーズに期待しているということなのでしょうか?

中嶋氏:そうですね。第12世代Coreプロセッサーでかなり押された感のあるRyzenですが、Ryzen 7000の登場でかなり押し戻すのではないかと期待しています。今回のRyzen 7000シリーズは、モデルナンバーの末尾に“G”が付いてはいませんが、グラフィックス機能が内蔵されています。これまでは、CPU性能だけを求めるお客様でもビデオカードが必須でしたが、今回はそれを必要としないという点も地味にありがたいと思います。弊社でも、ビデオカードを搭載しないモデルもご用意する予定ですので、Ryzen 7000シリーズのCPU性能だけがほしいお客様は、そちらを選んでいただければと思います。

ジサトラハッチ:僕もCPUは買うと思うのですが、Ryzen 7000シリーズは、やはり潤沢に市場へ供給できるかどうかがポイントになってくると思います。AMD曰く、競合製品より省電力ですので、TDPを下げて消費電力を抑えて使用するというコアなユーザーもいますので、そういった工夫してCPUを使いたいといった需要を満たしてくれる存在になるかなと思っています。CPUクーラーも幅広い選択ができ、遊びがいがあるCPUとして楽しみですね。

 Ryzen 7000シリーズは非常に注目度が高いCPUであることは間違いない。これを機にパソコンの買い替えを考えている人も多いはず。そういった人にとって、ZEFT R40VXはかなり気になる存在ではないだろうか。高額ではあるものの、長期間にわたって最高性能を享受できると考えれば、オススメできる選択肢といっていいだろう。

(提供:セブンアールジャパン)

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