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おいしい「コトモノ」レッツトライ! 第41回

やみつきオイルを試してみた

時短なのにバカうまい!「オイル」だけでヤミツキ飯に

2022年09月16日 19時15分更新

文● ナベコ 編集●ASCII

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オイル、お好きですよね?

 ごきげんよう、食いしん坊ナベコです。みなさん、アブラ、お好きですか? 私は大好きです。ラーメンの背脂はもちろんですし、ゴマ油、オリーブオイルにも胸がときめきます。アブラって料理に欠かせないですよね。最近、調味料のように後がけで使える「味つけオイル」が増えてきているようです。

味つけオイルって?

 オリーブオイルを野菜やお魚にかけたり、ゴマ油をラーメンやチャーハンに後がけしたりと、“加熱しない”オイルの使い方は珍しくありません。最近増えてきている「味つけオイル」は、オリーブオイルやゴマ油のように“オイルそのもの”の風味だけではなく、スパイスや食材などの旨みをあらかじめオイルにとじこめたもの。オイルをかけることで中に溶け込んだ素材の風味を料理につけることができます。

 この味つけオイル、わたしはスーパーで見かけたことはあったのですが、家庭の料理にどう活用するかピンときておらず、手に取るのを躊躇していました。が、実際に使ってみると、おやまあ便利でおもしろいではないですか。

 今回、取材の機会があったので、日清オイリオから出ている「日清やみつきオイル」シリーズと「BOSCO シーズニングオイル」をいくつかの食べ方で試してみました。

「日清やみつきオイル」シリーズ

 日清やみつきオイルは言葉どおり“やみつき”になる風味を目指したオイルシリーズ。「ごま油にんにく」「ガーリックバター風味」「アジアンパクチー」「海老ラー油(新発売)」が出ています。どれも商品名をみただけでやみつきな雰囲気ありますね。

「BOSCO シーズニングオイル」シリーズ

 BOSCOシーズニングオイルは、ご存じ「BOSCO」の味つけタイプ。ベースがエクストラバージンオリーブオイルです。「ローストガーリック」「レモンジンジャー」「ハーブミックス」「レッドペッパー(新発売)」が出ています。洋風な食卓に似合いそうなイメージです。

 日清やみつきオイルは100g、BOSCOシーズニングオイルは90gで、いずれも350円くらいで販売されています。

「日清やみつきオイル」「BOSCO シーズニングオイル」を試してみた

新商品以外の6つのオイルをいろいろな食事にあわせてみた

 まずは片っ端から使ってみました。飲食店で特別にいろいろな料理(果物含む!)との組み合わせを試すことができました。

ゆで玉子×ハーブミックス

 まずはシンプルに塩だけ振ったゆで玉子。BOSCOの「ハーブミックス」をかけると……。あら、バジルや爽やかなハーブの香りが加わってイタリアンな一品おつまみになるじゃないですか。

桃×レモンジンジャー。アジアンパクチーもいい相性

 意外なところだと桃。これ、BOSCOの「レモンジンジャー」をつけて食べると、はじけるレモンの香りと後味にほんのりとスパイシーなジンジャーをまとって、桃のおいしさはそのままにさらに華やかな味わいに。バルのデザートに出てきそう!

 あとびっくりしたのが、桃と日清やみつきオイルの「アジアンパクチー」の組み合わせ。パクチーと魚?の風味をきかせているということでクセものだと思い込んでいましたが、果物と相性よいです。パクチーの香気とほのかな辛さで桃の甘みの引き立つ感じ。異国感あるデザートになりました。

生ハムパイン。レモンジンジャー、アジアンパクチーを足すと爽やかな風味が加わりいい感じ

お肉はどのオイルでも合う!!

 お肉は、もうどのオイルでも合います。BOSCOの「ローストガーリック」と醤油を合わせるとステーキソースのようになりました。日清やみつきオイルの「ごま油にんにく」を加えるとガツンとしたヤミツキ系で、たまらずご飯が欲しくなります!

ポテトにガーリックバター風味を加えると、おわかりでしょう。ジャーマンポテトになりました

  そして衝撃だったのがこちら。

塩ごはんにガーリックバター風味を加えると

見た目ではわからないですが、超ヤミツキ味です

 ご飯に塩を振って日清やみつきオイルの「ガーリックバター風味」を加えると……。なんと、パンチがあるガーリックバター風のご飯になりました。やみつきでウマーーい!!

 お酒を飲んだ〆に出てきたら最高のジャンク飯じゃないですか。作り方は塩とオイルをかけるだけなんです。ほんとに幸せな味なので試してほしい。

ペヤングにアジアンパクチーを足すと……、なんだかペヤングの期間限定フレーバーのよう。味変に楽しいです

 これぞジャンクの王道というペヤングでも試してみました。もともと味付けが濃いペヤングですが、日清やみつきオイルはさらに力強い風味に引っ張ってくれます。「アジアンパクチー」を加えると、パクチーの香りが立って完成度が高い味わい。「ガーリックバター風味」も強烈なやみつき風味が加わります。どちらも、ペヤングの期間限定商品でこういうのなかったっけ? と既視感を感じるほど、間違いない組み合わせ。

アイスクリームに「レモンジンジャー」をかけるとジェラートのような味に。発見が多かったです

塩分が足されるわけではない

 味つけオイルは実際に試してみて、オイルならではのふわっとした“香り”が何より魅力的だと感じました。料理は鼻をつまんで食べると味が変わるといった話をききますが、その逆で、香りが加わることによって料理の印象がガラッと変わることがありますよね。

 かといって、オイルは基本的に塩分をふくまないので、素材の味自体が大きく変わるわけではありません。あくまで外側から風味をまとうイメージ。いろいろな料理に“味変”として足してみてもいいかも。ちょっとずつ加えれば、失敗がそこまで少ないのはと思います。

パクチー好きとして、はまったのがアジアンパクチー

 個人的に私はパクチーが好きなので、この「アジアンパクチー」が推し。パクチー系の調味料って香草を凝縮させたような不自然に強烈なものもありますが、ほどよく香りをまとうのがとても優秀です。いつもの麺つゆの“うどん”にひとまわしかけると、またたくまにアジアのヌードルになります。

やみつきシリーズは家にあると便利

 家でつけ麺をする時には「ごま油にんにく」があれば、ガッツリ系のお店の味に近づけられます。「ガーリックバター風味」は先述したガーリックバターご飯が超うまい。パッケージのビジュアルにあるように海老料理に合いそうですね。

 BOSCOシーズニングオイルは、わたしの場合だと洋食をあまりつくらないしパンも食べる機会が少ないので、出番が少なそうですが、パスタなどを作る家では役に立ちそうだと思いました。「レモンジンジャー」は、海鮮にあわせてカルパッチョにしてもおいしそうです。

8月30日から発売されたばかりの「日清やみつきオイル 海老ラー油」と「BOSCOシーズニングオイル レッドペッパー」。レッドペッパーはタバスコと違って酸味がないのが使いやすいです。醤油に「海老ラー油」と「レッドペッパー」の両方を加えると、アジアな旨辛つけだれになりますよ!!

 同様の風味がつくオイルは、エスビーや味の素、ハウスなど各社から多様な商品が出ています。もちろん相性次第ですが、意外な料理に意外なオイルがハマることもしばしば。まずは気になったのを買ってみて、ふだんの食事にちょい足ししてみると味の幅が広がるはずです。

ゴマ塩×ガーリックバター風味でやみつき飯(見た目にはわかりづらいですが)。先にゴマ塩を混ぜ込んでからオイルをかけると味が馴染みます

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