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ゲーミングノートPC最初の1台に最適な<IdeaPad Gaming 370>は価格と性能のバランスがベスト!

文●馬波レイ 編集●村野晃一(ASCII)

提供: レノボ・ジャパン

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排気面積が拡大され、理にかなった熱処理構造のサーマルユニット

 前述したようにゲーミングPCでゲームをプレイすると本体が熱を持つため、排熱機構も重要となる。その点、本機ではかなりガチな排熱機構が搭載されているのも押さえておきたいポイントだ。

 空気の流れとしては、本体底面から吸気をして本体後方に排気を行うのだが、放熱のための内蔵ファンは大型のものを2基搭載。しかも、本体背面には4つの排気口があるため排気面積が拡大され、非常に冷却効率に優れた構造となっている。

本機を分解してみた様子。本体後方(写真上)がサーマルユニットで、多くがファンやヒートシンクといった排熱機構のスペースであることがわかる。

 また、ディスプレイを開閉するためのヒンジが本体の少し前面寄りにあることで、冷却ユニットのためのスペースが広く取れ、また排気口を塞ぐことがない作りになっている。このあたりは、同じLenovoのゲーミングPC専門ブランドである<Legion>シリーズで培ったノウハウが活かされているといえるだろう。

背面の半分以上を占める排気口(水色の部分)。熱風が直接外部端子に当たらないよう凹んでいる工夫もなされている。

 一方、排熱処理と逆相関関係にあるともいえる静音性だが、CPUアイドル中はほぼ無音といっていいレベル。さすがにゲームを動作させると「サーッ」というファンの音が聞こえるが、排気口が背面なこともあって耳障りなほどでもない。ヘッドセットをしていれば、余計な雑音にとらわれることなくプレイに集中できるだろう。

エントリー機だがキーボードは<Legion>ゆずりの全キーロールオーバー仕様

 ゲーミングPC選びで、意外に見落とされやすいが非常に大事な要素であるキーボードについても触れておこう。

 キーレイアウトはテンキーのある108配列。エントリータイプのノートPCでよく見るアイソレーションタイプのキー配置で、キーピッチは実測で約19mm。文字入力のしやすさには、なんら問題はないと言えるだろう。しかも、複数のキーを同時に押してもすべて反応する、これまた<Legion>シリーズ譲りの全キーロールオーバー仕様。複雑なキー操作を必要とするFPSやMOBAといったジャンルのプレイでも取りこぼしの心配はない。白色のバックライトも搭載されているので、部屋の明かりを落とした状態でのプレイでも安心だ。

全キーロールオーバー(同時押し)に対応したキーボード。ゲーミングPCには欠かせない仕様だ。

 ディスプレイ上部には1080p解像度のWebカメラが搭載されているので、顔出しでゲーム配信を行いたいという要望にも応えられる作り。カメラにはプライバシーシャッターがついているので、うっかり寝起き姿を配信でさらしてしまう心配も少ない(ちゃんと閉めている必要はあるが)。

ゲーミングノートPC入門に超オススメな1台

 最後に、大手メーカー製PCのメリットであるサポート面にも触れておきたい。本機には通常のユーザー保証に加えて、“Legion Ultimate Support”が含まれている。これは本来、ゲーミングPCブランド<Legion>シリーズ向けに用意されたサポートで、ゲームに関する悩み全てに、24時間365日電話対応するというサービス。ゲームを熟知した技術者が対応することで、PC本体の設定だけではなく、各ゲームタイトルを快適にプレイできる環境設定なども包括的にアドバイスしてもらえる。エントリー向けゲーミングPCでも、本格的なゲーミングPCと同様のサポートサービスまで受けられるのがうれしい。

Lenovo製PCにインストールされている総合ユーティリティソフトLENOVO VANTAGE。各種設定がメニュー操作で行えるのが便利だ。もちろんゲーム用のハイパフォーマンス設定もある。

 <IdeaPad Gaming 370>を一言で表すなら、価格面と機能面で非常にバランスが取れた、入門者に”ちょうどいい”ゲーミングPCだと言えるだろう。購入検討しやすい価格帯でありながら、決して”安かろう悪かろう”ではない、非常にコストパフォーマンスに優れたモデルに仕上がっている。ゲーミングPC初心者はもちろん、処理能力の高いPCを手軽な価格で入手したいユーザーにもオススメの1台だ。

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