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9月29日にいよいよ開催! DevOpsにフォーカスしたオンラインイベント

宮原徹さんから見たDevOps、そしてMicrosoft & GitHub DevOps Day 2022への期待

2022年09月06日 09時00分更新

文● 宮原徹 編集●大谷イビサ

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来る9月29日(木)、角川アスキー総合研究所 ASCII.jpは、日本マイクロソフト、日本マイクロソフト、ギットハブ・ジャパン、ゼンアーキテクツ、HashiCorp Japanなどの協賛の元、DevOpsにフォーカスしたテックイベント「Microsoft&GitHub DevOps Day 2022」を開催する。

■■参加登録はコチラから!(イベントページに遷移します)■■

今回はイベントの告知を兼ねて、DevOpsへの関心やイベントへの期待を識者に聞いてみることにした。まずはOSSや仮想化技術をいち早く日本で啓蒙し、コンサルティングを行なってきた日本仮想化技術の宮原徹さんからだ。
 

宮原 徹(みやはら とおる)
日本仮想化技術株式会社 代表取締役社長兼CEO

日本オラクル(株)にて製品マーケティングに従事後、独立。2006年に日本仮想化技術(株)を設立し、仮想化技術に関する情報発信とコンサルティングを行う。現在は主にエンタープライズ分野におけるプライベートクラウド構築や自動化、CI/CDなどの活用について調査・研究を行っている。


1 宮原さんの仕事の中でのDevOpsへの関心を教えてください。

これまでの仕事では仮想化基盤の構築・運用が主でしたが、DXに代表されるような今後のITのあり方を考えると、より俊敏にアプリケーションも含めたシステムの構築からユーザーへの提供が行えるようになる必要があると考えるようになりました。

主に運用を受け持つ自分たちがアプリ開発を行うチームに対して貢献できることは何かと考えた時に、DevOpsのベストプラクティスを模索し、その経験やノウハウをDevチームだけでなく、DevOpsを始めたい多くの人たちに情報とサポートを提供したいと考えています。

日本仮想化技術の宮原徹さん

2 DevOpsへの期待はなんですか? 自動化? セキュリティ? 管理?

今後必要とされるアジャイルなプロダクト開発と、プロダクトライフサイクルマネジメントを実現するためには、DevOpsを行うことは必須事項になっていくと考えています。個別のテーマとしては、まだまだ自動化を推し進めることができると思います。CI/CDをより洗練させていけると思いますし、インフラ構築ではGitOpsなど、テーマは沢山あります。

次のステップとしては、システム品質の向上があります。テスト自動化など。その中にはセキュリティの向上や、SBOM※への対応なども含まれるかと思います。DevSecOpsの領域へと自然と進んで行くのではないでしょうか。

※SBOM:Software Bill of Materialsの略。ソフトウェア部品表。ソフトウェアを構成しているライブラリ、ミドルウェア等のリスト情報のこと。透明性やトレーサビリティを確保するための手法として、米国では2021年に大統領令によって法制化されたこともあり注目されている。

Improving the Nation's Cybersecurity
国家のサイバーセキュリティ向上に関する大統領令(EO 14028)
https://www.federalregister.gov/documents/2021/05/17/2021-10460/improving-the-nations-cybersecurity

3 いまのDevOpsの課題はなんでしょうか?

断片的な情報は増えてきましたが、DevOpsを実現するためのインフラ環境作り全体についてのノウハウや、実際に開発サイクルを廻して継続的な改善をしていく実践的な情報はまだまだ少ないように感じています。どこから始めていいか分からないとか、実際にどれぐらいの手間がかかるのかなど、始めるためのハードルもまだまだ高いように感じます。

DevOpsはやってみたいと思っているけれども、実際に携わっている業務ではそのような案件がまだまだ少ない、ということが主な理由だと考えています。

4 9/29に開催されるMicrosoft&GitHub DevOps Dayへの期待を教えてください

DevOpsを実現する上で、Gitの活用は欠かせないところですが、まだまだ応用的な活用を行えているケースは少ないと感じています。協賛各社から最新の情報、ノウハウが提供されることを期待しています。

また、沢山の方が参加することで、DevOpsを自分事として感じて今後のビジネスに取り組み、DevOpsが当たり前という状況になって欲しいと思います。

「Microsoft & GitHub DevOps Day 2022」参加者募集

 角川アスキー総合研究所は9月29日、ソフトウェア開発者向けのオンラインイベント「Microsoft & GitHub DevOps Day 2022」を開催する。
 
 MicrosoftとGitHubによるDevOpsの有用性を多くのアプリケーション開発者に体感してもらい、効率的で安全な開発環境を実現するヒントを提供するイベント。「Azure DevOps」「GitHub Codespaces」「GitHub Copilot」などの最新DevOpsツールの機能紹介やライブデモなどに加え、Microsoftパートナーのゼンアーキテクツ、HashiCorpによる実践的なDevOpsのプラクティスも紹介。

 各セッションの登壇者が参加者からのご質問にライブで答える「Ask the Speaker」コーナーも実施し、アプリケーション開発者が、DevOpsの実現と高度化に向けた実践的なプラクティスを半日で学べる充実の内容となっている。

Microsoft & GitHub DevOps Day 2022
日時:9月29日13時開始(18時終了予定)
イベント形式:オンライン
参加方法:イベント詳細ページの専用フォームから事前の参加登録(無料)
※事前参加登録すると前日までにメールにて参加方法を連絡
主催・運営:角川アスキー総合研究所
協賛:日本マイクロソフト、ギットハブ・ジャパン、ゼンアーキテクツ、HashiCorp Japan

■本イベントで学べること
・DevSecOps・アジャイル開発の最新ベストプラクティス
・セキュアで生産性の高いアプリケーションを構築する方法
・モダン&クラウドネイティブなソフトウェア開発手法

■セッションタイトル(予定)
・キーノート:GitHubとMicrosoft Azureで実装するDevOps
・クラウドネイティブとDevOpsで加速する開発プロセスのモダナイゼーション
・GitHub Advanced Securityで実践するDevSecOps
・DevOpsを味方に!プロジェクトの効率とセキュリティをGitHub Actionsで引き上げる
・CAFとHashiCorp Stackで、クラウドを使い尽くせる組織を作る

※プログラムは都合により変更になる場合がありますのであらかじめご了承ください

ふるってご参加ください。

■■参加登録はコチラから!(イベントページに遷移します)■■

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