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CO2排出量削減に寄与、植物由来原料を混合したウレタンフォーム「TECORA」発売

 雪ヶ谷化学工業株式会社は2022年8月25日、植物由来原料(ひまし油)を混合し、製造から廃棄時のCO2排出量が従来のウレタンフォーム製品と比較して36.1%の削減(同社調べ)となる製品「TECORA」を新たに開発し、発売した。

 「TECORA」の特長は、植物由来原材料を約40%使用してCO2排出量を削減したこと以外にも、熱を加えると柔らかくなり冷やすと硬くなる熱成形が可能なため多様なデザインに対応できること。また、においが少なく、防菌・防カビ性、高耐久性といった特長を併せ持ち、さらに、従来品より柔らかくしっとりとした質感を備えている(いずれも同社調べ)。アイシャドウチップやクッションファンデーションパフといった直接顔に触れる化粧用スポンジなど、応用範囲は広い。

 「TECORA」の名称は、従来の製品「TERA」にECOの思想と原料を混合したことに由来する。雪ヶ谷化学工業では、2021年にサステナブルスポンジシリーズとして化粧スポンジ3製品をリリースしており、今回の「TECORA」は第4弾となる。同社は「雪ヶ谷サステナブルチャレンジ2030」として、2030年時点でのCO2排出量実質ゼロ、再生可能原材料比50%を掲げており、「TECORA」はこの取り組みを実現するうえで重要な製品であるとしている。

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