実売3万円を切る「G24F 2」はコスパ抜群の165Hz対応ゲーミング液晶だ
メインストリームゲーマーに最適な
コスパ抜群ゲーミングディスプレー
GIGABYTEから高スペックゲーミングディスプレー「G24F 2 Gaming Monitor」(以下、G24F 2)が登場した。これからゲーミングディスプレーの世界に足を踏み入れてみようという方は、比較的低価格な本製品からはじめてみてはいかがだろうか。ゲーミングディスプレーのスペックを一通りそろえつつ使い勝手も良好。23.8型とコンパクトで設置スペースに悩むことなく、実売価格で3万円を切るお買い得感も高い製品だ。
GIGABYTEのディスプレーもすっかり定番になりつつある。同社はゲーミングディスプレー中心に40インチ超の大画面からメインストリームのサイズまで、平面・曲面など幅広いラインナップをそろえている。製品シリーズも同社のマザーボードやビデオカード、ノートPCと同様で、上位シリーズは「AORUS」、メインストリームシリーズは「GIGABYTE Gaming」と分けられている。
G24F 2はGIGABYTE Gamingシリーズに属し、23.8型という比較的小さめのモデルだ。昨今、大画面化が進んでいるとはいえ、いわゆる24型は長くPCディスプレーとしてはスタンダードの座にあるサイズと言える。とくに個室、プライベートスペースに置くのに適したサイズであるとともに、昨今ではマルチディスプレーを前提にこのサイズのディスプレーを選ぶということもある。
ゲーミングディスプレーでもっとも注目されるのはパネルスペックだ。まず通常のディスプレーと異なるのがリフレッシュレート。1秒間に何回画面を書き換えるのか、eスポーツなどのゲームにおいては敵の行動をコンマ1秒でも早く察知し行動に移せるプレイヤーが勝利をつかめる。
G24F 2 Gaming Monitorのリフレッシュレートは165Hz。ゲーミングディスプレーとしてのリフレッシュレートではほどほどだが、肝心のフレームレートを実現するビデオカード側のスペックを考えると現実的なところと言える。メインストリーム向けGPUを搭載するビデオカードでも対応できるリフレッシュレートと言えるのではないだろうか。
なお、常用向けではないがオーバークロックモードも用意されており、最大180Hzでも利用可能とされている。サポートとしては165Hzまで、オーバークロックの扱いはいわゆるCPUやGPUのそれと同様で、長時間利用できる保証はなく、チラつきのある場合はリフレッシュレートを戻すことがオススメされている。ただ、ここぞというシーンで試したい機能と言えるだろう。
応答速度は1ms(MPRT)と高速。とくにMPRTは体感に近いとされ、実際のプレイでも残像感は感じられない。また、オーバードライブも用意されている。
フルHDでIPSパネル
広色域でゲーム世界の色彩を楽しめる
1920×1080ドットの解像度も、メインストリームクラスのビデオカードの性能にマッチしていると言えるだろう。ゲームの画質オプションが一定であれば、解像度を上げればフレームレートが低下する。WQHDや4Kなど高解像度を求めると、さらなるビデオカードの性能が求められるのでコストがかかる。
一方、ビデオカード性能や求めるフレームレート、求める画質次第では解像度を落として利用することもある。そうした際は、少しでも高画質で楽しむために用意された「超解像度」機能を利用してみるといい。いわゆるシャープネスだが、解像度を下げた分解像感が低下したエッジ部分をシャープにしてくれる。
本製品はAMD FreeSync Premiumに対応している。通常のディスプレーはGPUが描くフレームとディスプレーの表示フレームが同期されるが、ゲームにおいてはフレームレートを稼ぐためにV-SYNCオフとすることも多く、そのような時にディスプレーの書き換えタイミングが合わず画面の途中で次のフレームが差し込まれてしまう「ティアリング」が生じることがある。画面の上と下で異なるフレームの映像になってしまうため、違和感を覚えたり画面がチラつくように見えたりといったことになる。
FreeSyncは、ビデオカードが送出するフレームにディスプレー側が合わせられる機能だ。165Hzに対しそれを下回るフレームレートで映像が送出されたとしても、そのフレームレートにリフレッシュレートが調整され、ティアリングのない映像が得られる。映像のわずかな違和感は集中力を削ぎ判断を迷わせる要因なので、FreeSync対応はゲーマーにとって武器となる。
パネルはSuper Speed IPS。視野角が広く発色がいいのがIPSの特性とされる。通常、ゲーミングディスプレーはそこまで色再現性を重視するものではないが、G24F 2はDCI-P3比95%、sRGB比125%をうたっている。加えてHDRもサポート。ビジュアル重視のタイトルで、世界観を存分に楽しみたい方はこの色再現性に注目しよう。
画像モードは「スタンダード」、「FPS」、「RTS/RPG」、「映画」、「リーダー」、「sRGB」と細かく用意されている。もちろん輝度やコントラスト、彩度、ガンマ、色温度などを細かく指定できる。
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