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【レビュー】正規のARM版Windows 11がM2搭載Macで使える「Parallels Desktop 18」

2022年08月11日 10時00分更新

文● 柴田文彦 編集●飯島恵里子/ASCII

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おまけの域を超えたParallels Toolbox

 Parallels Desktopの本体は、紛れもない仮想環境ソフトにほかならないが、Parallels Desktopをサブスクリプションで購入すると付属しているParallels Toolboxも、年々機能が充実している。これは、いわゆるユーティリティ的なミニアプリを集め、メニューバーから簡単に選択して使えるようにしたもの。もはや、単なるおまけソフトとして軽視するわけにはいかないほどのものに成長している。

 Parallels Desktop 18と同時に登場する最新版では、全部で53種類ものツールを含むものとなっている。数が多いので、いちいち取り上げて解説するわけにもいかないが、メニューバーからライブラリを開いた画面から、全体像を見渡すことができるだろう。

 実際に使用する際にも、これだけ多くの中から1つのツール選ぶのはたいへんなので、普段よく利用するものや、最近利用したものだけを表示するダッシュボードも用意されている。

 今回強化された機能として、縦書きの日本語を認識できるようになった「テキスト認識」を試してみよう。簡単な例として、Pagesのテンプレートを利用して縦書きの文書を作成する。

 もちろんこのままでは意味がないので、このPagesのウィンドウのスクリーンショットを撮った画像をテキスト認識させてみることにしよう。ただし、ウィンドウの枠やツールアイコンなどがあると、テキスト画像だと認識しない場合があるので、文書中の文字部分だけを切り出して、「テキスト認識」にインプットする。

 ここで、認識させるテキストの言語をメニューから選択する。日本語であれば横書き/縦書きも同時に指定する。その後「テキストを抽出」ボタンをクリクすると、縦書きのテキストが、文字単位で選択し、クリップボード経由で他のアプリに転送して利用できる文字列データに変換できた。

 認識させたいテキストを含む画像の状態によって、認識率も大きく異るはずだが、一般的な用途、たとえば会議などで配られたハードコピーの文書をスキャンしてテキストデータを抽出したいような場合には、かなり実用性の高いツールとして利用できるだろう。

 Parallels Desktop 18には、「Standard」、「Pro」、「Business」という3種類のエディションがあり、入手方法としても1つのバージョンの「永続ライセンス」と、いつでも最新版が利用可能な1年単位のサブスクリプションがある。それぞれの機能や価格の違いについては、製品の公式サイト(https://www.parallels.com/jp/pd/general/)を参照していただきたい。

 

筆者紹介――柴田文彦
 自称エンジニアリングライター。大学時代にApple IIに感化され、パソコンに目覚める。在学中から月刊ASCII誌などに自作プログラムの解説記事を書き始める。就職後は、カラーレーザープリンターなどの研究、技術開発に従事。退社後は、Macを中心としたパソコンの技術解説記事や書籍を執筆するライターとして活動。近著に『6502とApple II システムROMの秘密』(ラトルズ)などがある。時折、テレビ番組「開運!なんでも鑑定団」の鑑定士として、コンピューターや電子機器関連品の鑑定、解説を担当している。

 

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