i7-12700HにRTX 3060、DDR5メモリーにPCIe 4.0 SSDを採用
「クリエイティブをノートで」にピッタリ! 各パーツを最新世代で揃えた15.6型「raytrek R5-AA6」の性能をチェック
2022年08月03日 13時00分更新
持ち運びも可能なサイズのボディーに、クリエイターに必要なスペックを搭載したサードウェーブの15.6型ノートパソコン「raytrek R5-AA6」。CPUとして第12世代のインテルCoreプロセッサーを採用し、ミドルクラスのGPUのGeForce RTX 3060を搭載している。
いったいどのくらいのパフォーマンスなのだろうか。今回は各種ベンチマークやクリエイティブ系ソフトを使用して、その性能をチェックしてみた。
raytrek R5-AA6の主なスペック | |
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CPU | Core i7-12700H(2.3GHz~4.7GHz)、14コア(Pコア:6、Eコア:8)/20スレッド |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 |
メモリー | 16GB(8GB×2)、DDR5 PC5-38400(カスタマイズ可) |
ストレージ | 1TB Gen 4 NVMe SSD(カスタマイズ可) |
ディスプレー | 15.6型(1920×1080ドット)、sRGBカバー率約99% (sRGB比約100%) /AdobeRGBカバー率約76%(AdobeRGB比約77%) |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(2.5GBASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11ax/ac/a/b/g/n)、Bluetooth 5.2 |
インターフェース | Thunderbolt 4(Type-C、DisplayPort Altモード対応)、USB 3.2 Gen2、USB 3.2 Gen1×2、HDMI 2.1、有線LAN端子、マイク入力、ヘッドフォン出力、SDカードリーダー |
内蔵カメラ | HD画質Webカメラ、IR専用カメラ(Windows Hello対応) |
サイズ/重量 | およそ幅359×奥行244×高さ22mm/約2.0kg |
OS | Windows 11 Home(64bit) |
14コア/20スレッドのCore i7-12700Hを採用
DDR5メモリーやPCIe 4.0 SSDで快適作業
raytrek R5-AA6は、上質なデザインの筐体にsRGBカバー率約99%という広色域ディスプレーを搭載したクリエイター向けノートパソコン。ディスプレーだけでなくCPUやグラフィックスの性能も高く、RAWの現像や動画のエンコードなどの負荷の高い処理も快適に行なうことができるのが大きな特徴だ。
加えて、メモリーはDDR5、ストレージはPCIe 4.0と、最新世代のパーツで構成されている点にも注目したい。今回試したモデルのおもなスペックは次のとおり。
試用機の主なスペック | |
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CPU | Core i7-12700H(2.30~最大4.70GHz)、14コア/20スレッド |
グラフィックス | GeForce RTX 3060 6GB GDDR6+インテル Iris Xe グラフィックス |
メモリ | 16GB(8GB×2、PC5-38400) |
SSD | 1TB Gen4 NVMe SSD(M.2 PCIe Gen4×4) |
ディスプレー | 15.6型フルHD(1920×1080ドット)、ノングレア |
Core i7-12700Hは、Pコアと呼ばれる性能を重視したコアを6つ、省電力で高効率なEコアを8つ搭載したプロセッサー。従来のCore i7-11800H(8コア/16スレッド)からはコア数、スレッド数ともに大きくアップしており、パフォーマンスも大幅に向上していることが期待できる。そこで、ベンチマークソフトで性能をチェックしてみることにした。
まず、CPUの性能をチェックするため「CINEBENCH R23」を実行してみたところ、シングルコアが1813pts、マルチコアが14345ptsとなった。あくまで参考程度となるが、以前計測したことのあるCore i7-11800Hを搭載したモデルと比較してみると、スコアは2~3割伸びており、その性能の高さがうかがえた。
続いてパソコンの総合的なパフォーマンスがチェックできるPCMark 10を試してみたところ、総合スコアが「7253」という結果になった。
詳細をみていくと、基本性能を示すEssentialsが10691、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが9440、クリエイティブアプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが10263で、いずれも高いスコアを記録した。普段使いはもちろんのこと、画像編集やRAW現像、動画編集などの負荷の高い処理も快適に行なえることがわかる。
ストレージは1TBのM.2 SSDだが、製品仕様を確認したところ最新世代のPCIe Gen4規格が採用されていた。そこでCrystalDiskMarkを実行してみたところ、シーケンシャルリードが5000MB/s前後となり、現在主流のGen3世代のものより50%ほど高速だった。実際、OSの起動やアプリの立ち上がりもあっという間でキビキビ動作した。