oVice、バーチャル空間の「データダッシュボード」オプション提供開始
oVice株式会社は2022年7月12日、アバターで自由に交流可能な2次元バーチャル空間「oVice(オヴィス)」内で取得できる各種データを可視化するオプションツール「データダッシュボード」の提供を開始した。可視化したデータをもとに、コミュニケーション課題解決に生かすことができる。「oVice」自体の利用料金は推奨人数10人程度のBasicコースで5500円(月/スペース)となっている。
テレワークが普及する中、バーチャルオフィス(仮想オフィス)を活用する働き方は拡大している。「oVice」はウェブ上で自分のアバターを自由に動かし、相手のアバターに近づけることで簡単に話しかけることが可能な2次元のバーチャル空間だ。2020年8月のサービス開始以降、テレワークにおけるバーチャルオフィスやオンラインイベント、オープンキャンパスなど、多様なシーンでの活用が進み、2022年5月時点で発行スペース数は2万6000件を突破した。
これまで「oVice」で取得可能なデータは入退室の履歴のみであったが、オプションツール「データダッシュボード」の提供により、oVice内において幅広い行動の可視化が可能。コミュニケーション課題の早期発見と効果検証を実現する。
「データダッシュボード」により、以下のデータが取得可能になった。
・デイリーアクティブユーザーグラフ(スペースごと)
・マンスリー・ウィークリー
・デイリーアクティブユーザー数の一覧表
・チャット送信回数(メンションチャットは除く)
・会議室利用回数(累計) など
たとえば、ひとつのスペースにおけるユーザーの平均oVice滞在時間として、赤い折れ線グラフでデータ表示、取得ができる。データを参照して、コミュニケーション改善などに活用可能だ。
今後は発話や移動回数、オブジェクト利用時間などを追加し、さらに利便性を高めていく予定だ。