RescaleとNVIDIA、応用AI、MLに特化したHPCの新機能を提供 - 世界のメーカーは、デジタルツインとDXのためにNVIDIA GPUのパワーを活用
Rescale Japan株式会社
NVIDIA NGCカタログ、Modulus、Base Commandとのシームレスな統合によりAIシミュレーションの高速化をサポート。
クラウドHPCプラットフォームのリーダーであるRescaleは、NVIDIAとともに、産業向けメタバースの基礎構成要素としてデジタルツインの構築とDXを可能にする新機能を発表。 NVIDIA NGCカタログ、Modulus、Base Commandとのシームレスな統合によりRescaleプラットフォームのアプリケーションが1,850以上に倍増。
*本プレスリリースは2022年7月19日に米国サンフランシスコからリリースされたRescale, Inc,のプレスリリースの抄訳版です。*
サンフランシスコ発 - 2022年7月19日-エンジニアリング・イノベーションを加速するためにクラウド向けに構築されたHPCコンピューティングのリーダーであるRescaleは、NVIDIAとともに、産業向けメタバースの基礎構成要素としてデジタルツインの構築とデジタルトランスフォーメーション(DX)を可能にする新機能を発表しました。クラウド向けのHPCコンピューティングとAIの統合は、ハンコックタイヤのような世界有数のメーカーがインテリジェントなデジタルツインを構築し、DXを実行することを支援します。
大手メーカーは、製品開発のイノベーションのためにAIを活用した計算工学の活用が進んでおりRescaleとNVIDIAの統合により、企業はAIが実現するデジタルツインを利用して製品を設計することが可能になります。デジタル・ツインは、物理、物質、振る舞いを忠実に再現することができます。これにより、仮想的なシステムのテスト、レイアウトの変更、設計の最適化を行うことができ、物理ツインでのシステムのダウンタイムや故障を回避することができます。
Rescaleのソフトウェアカタログは、NVIDIA NGCカタログのコンテナーへのアクセスを提供できるようになりユーザーはどのクラウドでもGPUに最適化されたソフトウェアを利用できるようになりました。NGCコンテナーにより、RescaleのHPCプラットフォームに提供されている900以上のアプリケーションに加えて、さらに150以上のコンテナ化されたAIおよびHPCアプリケーションと、NVIDIA GPUに最適化された数百の事前学習済みAIモデルを科学者、エンジニアの皆様に提供できるようになりました。
Rescaleのお客様は、AIアシストエンジニアリングを可能にするAIのフレームワークであるNVIDIA Modulus physics-machine-learning platformにワンクリックでアクセスできるようになり、未来のイノベーションを構築する研究開発部門エンジニアと科学者に向けて最新のAI機能を提供できるようになりました。
NVIDIAのフルスタックAIトレーニングプラットフォームであるNVIDIA Base Commandとの統合も開発中で、今年後半のリリースを予定しています。
NVIDIAのCUDA、DGX、クラウドコンピューティングソフトウェア担当VP、Chris Lamb氏は、以下のようにコメントしています。「産業用向けメタバースの実現は、我々が毎日使用する製品の設計、性能、サプライチェーンに大きな影響を与えるでしょう。当社のお客様は、より良い製品を設計し製造の過程の最適化を推進するためにAIとデジタルツインの登用を進めています。RescaleのターンキーソリューションであるHPCプラットフォーム内でワークフロー全体を管理および自動化することにより、NVIDIAソリューションの力でお客様のイノベーションを更に加速させます」
本日の発表により、Rescaleのお客様は、最新のNVIDIAハードウェアとソリューションポートフォリオに迅速に導入できる最大級のAI、HPC、R&Dソフトウェアスイートにすぐにアクセスできるようになり、すべてRescale内で管理、自動化できるよになりました。お客様は、NVIDIA ModulusとNVIDIA NGCカタログのソフトウェアをオンデマンドで実行でき、使用したクラウドサービスに対してのみ支払いを行うことができます。
NVIDIAのAIポートフォリオとRescaleの幅広い研究開発アプリケーションライブラリを組み合わせ、すべて1つのクラウド環境で利用することで、お客様は幅広い設計目標に対応する新しいシミュレーションワークフローとデジタルツインを容易に作成することができます。それと同時に異種プラットフォーム間のワークフローの非効率性を最小限に抑え、クラウドでの運用コストを低減し、DXを実現します。
お客様である ハンコックタイヤ研究開発担当執行副社長兼最高技術責任者Bonhee Ku氏は以下に述べています。
「Rescaleの採用は、ハンコックタイヤの真のデジタル変革に向けた大きな一歩です。ハンコックタイヤはグローバルモビリティ市場のために日々休みなく、永続的に進化するために努力を続けて行きます」。
ハンコックタイヤは、R&D 戦略を進化させDXを加速させるための次のステップに進んでおり、Rescaleを利用することで、ハードウェア、アーキテクチャーや場所の違いを超えたロードバランシングを行い、マルチクラウド運用における独自のエンジニアリングソフトウェアを自動化することができました。ハンコックタイヤは自動最適化により韓国で利用可能な最新の NVIDIA GPUソリューションを優先的に実行するだけでなく、他の新しい NVIDIA アーキテクチャーやグローバルクラウドに研究開発エンジニアのジョブに影響与えることなくIT 部門からのによる手作業などの支援もなくシームレスにシステムを切り替えることができるようになりました。
Rescale CEO兼 創業者Joris Poortは今回の発表に関して以下にコメントしています。
「NVIDIAの最新のAI機能とRescaleの研究開発アプリケーション・ポートフォリオのためのHPCクラウドプラットフォームを組み合わせることにより、エンジニアや科学者がデジタルツインを構築し、新しいブレークスルーに達してイノベーションを加速するための基盤となります。NVIDIAは長年にわたりRescaleの素晴らしいパートナーであり、支持者です。共同技術開発、市場参入のためのパートナーシップ、戦略的投資を通じて、我々はアクセラレーテッドコンピューティングを動力とする産業向けメタバースに対する共有ビジョンを共に実現していきます」。
Rescaleは計算科学とエンジニアリングのための主要なクラウドプラットフォームとして気象や量子力学、ロケット科学、超音速空気力学、衝突シミュレーションなどの過度にストレスが掛かる環境下で工学製品がどのように機能するかを検証するための物理シミュレーションと実世界シナリオでの製品性能の把握のために研究開発者が必要な技術スタックの完全自動化をお客様に提供します。 Rescaleのお客様は、計算手法とシミュレーションを使用して、製品ライフサイクル全体にわたる研究開発とイノベーションの基盤となるデジタルツインを構築しています。今回のNVIDIAの新たな機能により、応用AI機能を備えたインテリジェントなデジタルツインの開発がさらに強化されることになりました。
NVIDIA NGCカタログについて
https://www.nvidia.com/ja-jp/gpu-cloud/
NVIDIA Base Commandについて
https://www.nvidia.com/ja-jp/data-center/base-command/
NVIDIA Modulusについて
https://blogs.nvidia.co.jp/2021/11/26/modulus-framework/
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Rescale について
Rescaleは、クラウド向けに構築されたHigh Performance Computing (HPC)ソリューションで、高度なセキュリティと管理機能が評価され、エンジニアから支持を頂いています。超音速ジェット機から個別化医療までの幅広い分野において、インテリジェントなフルスタックの自動化とパフォーマンスの最適化を実現するクラウドプラットフォームであるRescaleを活用して、各業界のトップ企業が新しい製品イノベーションをかつてない速度で効率的に市場に投入しています。IT部門のリーダーは、安全なコントロールプレーンを備えたHPC-as-a-Serviceを実現するためにRescaleを使用し、クラウド上で、最適なアプリケーション、最新のアーキテクチャー、必要な計算資源を手にいれることができます。
Rescale に関しては、以下をご参照ください。
https://www.rescale.com/ja/
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