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仕事に差がつく!阿久津良和「Microsoft 365のスゴ技」 第42回

Microsoft 365関連の最新情報を取得するには? OneDrive for Business編

2022年08月23日 09時00分更新

文● 阿久津良和(Cactus) 編集●MOVIEW 清水

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 本連載は、マイクロソフトの「Microsoft 365」に含まれるSaaS型デスクトップ&Webアプリケーション(以下、アプリ)「Microsoft 365 Apps(Office 365)」について、仕事の生産性を高める便利機能や新機能、チームコラボレーションを促進する使い方などのTipsを紹介する。今回は「OneDrive for Business」のロードマップに注目した。

Microsoft 365の最新情報を確認できるブログが便利

 本稿が掲載される頃は若干古い情報になるかと思うが、MicrosoftはMicrosoft 365の機能更新予定を示す、Microsoft 365ロードマップを公開してきた。たとえばOneDrive for Businessの場合、本稿執筆時の7月中旬時点で16の新機能搭載を予定している。

Microsoft 365ロードマップでOneDrive for Businessの開発中機能を絞り込んだ状態

 この情報を目にすれば、大まかな仕様変更や機能拡張は把握可能だ。Microsoft 365管理センターへのアクセス権を割り当てられている方なら、メッセージセンターから日々の更新情報を確認できる。だが、ユーザーごとに製品の取捨選択は行なえず、システム管理者が全製品を選択している場合、情報の取捨選択が煩雑になってしまう。

Microsoft 365の製品・サービス変更を知らせる「Weekly digest: Microsoft service updates」

 そこで購読をお薦めしたいのが、Microsoft OneDrive Blogである。以前は自社イベントで四半期の開発予定を公開してきたMicrosoftだが、昨今はブログ経由の情報発信に注力している。そこで今回取り上げたいのが、現地時間2022年6月28日に公開した「OneDrive Roadmap Roundup Q2 CY2022。ご覧いただくとおわかりのとおり、機能名の末尾にMicrosoft 365ロードマップへリンクを張り、機能のステータス(開発中/展開中/提供中)を確認できる(こともある)。たとえば2022年5月はOneDrive for Business限定機能ではないものの、業務(職場または学校)アカウントとMicrosoftアカウントを切り替える機能の搭載を紹介している。

上段赤色の罫線が業務アカウント。下段の罫線がMicrosoftアカウント。ワンクリックで使用アカウントが切り替わる

 このような活動は今回が初めてではない。記事タイトルが示しているとおり、第1四半期の新機能も現地時間2022年3月30日に公開している。一種の“Microsoft製まとめ記事”と捉えるといいだろう。RSSリーダーを用いてご覧いただきたい。ただし、OneDrive photo storyなど、個人用OneDriveの記事も含まれるため、ここでも情報の取捨選択が必要だ。

 ちなみに個人的に気になるOneDrive for Businessクライアントの情報は多くはない。更新状況はリリースノートが頼みの綱。先日海外ITニュースサイトが報じた、同クライアントがWindows 11ライクな設定画面をテストしている情報は、Microsoft 365ロードマップへも未掲載だ(関心ある方はTwitterの投稿をご覧いただきたい)。Windows 11 バージョン22H2の正式リリースあたりで、何らかの動きがありそうだ。

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