マイクロンメモリジャパン株式会社
新しいDDR5サーバーメモリは、AI、HPC、データ集約型アプリケーションやワークロードのパフォーマンスを最大化
主な特長:
CPUあたりのコア数増大に対応したメモリアーキテクチャの改良により、帯域幅*1 がDDR4に比べほぼ倍増し、効率性が向上
JEDEC規格でデータレートが DDR4*2 の1.5倍となる4800MT/秒*3 に高速化
最大64GB*4のモジュールでメモリ集約型ワークロードに対応
DDR5の革新的なアーキテクチャとオンモジュールのパワーマネージメント機能によりシステム全体の運用を最適化
2022年7月6日 – Micron Technology, Inc.(本社:米国アイダホ州ボイジー) は本日、Intel(R) ならびにAMD(R) の次世代サーバー/ワークステーション・プラットフォームの検証に対応したMicron DDR5サーバーDRAMをコマーシャル/チャネルパートナーに提供開始したと発表しました。DDR5メモリへの移行により、DDR4 DRAM*5と比較して、システム性能が最大85%向上します。マイクロンの新しいDDR5サーバーメモリは、DDR4がサポートする以上のCPU演算能力やメモリの高帯域幅を必要とするAI、HPC、データ集約型アプリケーションのパフォーマンスを最大化します。
マイクロンのコマーシャル製品グループ担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネジャーのテレサ・ケリーは、「データ量が飛躍的に増加し続ける今、そのデータからインサイトを得ることはビジネスの成功に欠かせません。データセンター事業者は、高度なメモリ機能とプロセッサの進歩を生かし、プラットフォームの性能を最大化する必要があります。Micron DDR5サーバーDRAMは、メモリ負荷が極めて高いアプリケーションを管理できる比類のない帯域幅を提供します。Micronは、業界のDDR5メモリ技術への移行の先頭に立ち、データセンター事業者やチャネルパートナー向けにDDR5サーバーDRAMの検証や導入に向けた取り組みを積極的に展開します」と述べています。
Micronはメモリ業界のグローバルリーダーとして、JEDECと協力してDDR5についてその仕様策定から関与し、業界唯一のDDR5向けエコシステム・プログラムであるMicron DDR5 Technology Enablement Program(TEP)を通じて、広範な市場を対象にDDR5の早期検証も推進してきました。MicronのDDR5 TEPには、世界160社以上の企業から400人以上のメンバーが参加しており、DDR5メモリの設計と統合の効率化を支援しています。次世代製品向けとして最適化されたMicronDDR5サーバーDRAMは、コンポーネントおよびモジュールでのテストを受けており、ミッションクリティカルなサーバー規格にも適合しています。
DDR5対応サーバーもまた、データセンター環境で評価・テストが行われており、2022年下半期を通じて導入が急速に進む見込みです。また、DDR5の当初のデータレートは4800MT/秒ですが、将来のデータセンターのワークロードへの対応を念頭にさらなる高速化が図られる予定です。Micron DDR5サーバーメモリは本日より、世界中のコマーシャル/チャネルパートナーを通じて提供されます。
*1 DDR5 4800MT/秒 は、DDR4 3200MT/秒 モジュールの帯域幅に比べ約 1.87 倍を想定
*2 DDR5の当初の速度である4800MT/秒は、DDR4 3200MT/秒モジュールと比較して1.5倍(50%)
*3 DDR5の速度は当初の4800MT/秒から始まり、5600 MT/秒および6400 MT/秒に高速化の見込み
*4 当初の製品のダイ集積度は16Gb
*5 DDR5 4800MT/秒は、DDR4 3200MT/秒の1.87倍の帯域幅を実現すると推定
Micron Technology, Inc.について
マイクロンは、情報活用のあり方を変革し、すべての人々の生活を豊かにするために、革新的なメモリおよびストレージソリューションを提供するリーディングカンパニーです。顧客第一主義を貫き、テクノロジーの最前線でリーダーシップを発揮し続け、洗練された製造技術と事業運営を妥協なく追求するマイクロンの製品ポートフォリオは、DRAM、NAND、NORの各種メモリからストレージ製品まで多岐にわたり、Micron(R)またはCrucial(R)のブランドを冠した高性能な製品を多数展開しています。マイクロンで生まれた数々のイノベーションは、データの活用を加速すると同時に、人工知能や5Gといった最先端分野の進歩の基盤として、データセンターからインテリジェントエッジ、さらにはクライアントコンピューターとモバイルをまたいだユーザーエクスペリエンスまで、さまざまな事業機会を新たに生み出し続けています。Micron Technology, Inc.(Nasdaq: MU)に関する詳細は、https://jp.micron.com/をご覧ください。
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