このページの本文へ

SolarWinds、新しいソフトウェア開発プロセスを公開。SUNBURST攻撃に対応

2022年06月23日 19時00分更新

文● ASCII

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 SolarWindsは6月22日(米国時間)、ソフトウェア開発の変革モデルである新たな次世代ビルドシステムを発表した。本ソフトウェア構築プロセスは、エンタープライズソフトウェアセキュリティーのモデルとする同社の「Secure by Design(セキュア バイ デザイン)」構想の重要な要素となっている。

 同社は、テクノロジー企業を標的とした高度なサイバー攻撃である「SUNBURST」に対応するために、2021年から、ソフトウェア開発および構築プロセスの改善を行なってきた。次世代ビルドシステムには、新しいソフトウェア開発手法とテクノロジーの双方が備わっており、ビルド環境の整合性が強化されている。これは、世界初という「パラレルビルド」プロセスで、SolarWindsソフトウェアの開発は、整合性を担保できる基盤を確立するために、安全性の高い複数の複製パスを介して行なわれる。

 SUNBURSTによる攻撃時に利用された、SolarWindsのソフトウェア構築プロセスは、テクノロジー業界全体では一般的であるため、SolarWindsは新しい構築システムのコンポーネントをオープンソースのソフトウェアとして公開し、他の組織がこの教訓を受けて、安全なソフトウェア開発のための新しい業界標準を確立できるように支援する。

 次世代ビルドシステムは、SolarWindsのセキュアバイデザインの原則における4つの主要な考え方と一致している。

・動的な操作性:特定のタスクを完了すると自壊する、短期的なソフトウェアビルド環境のみを構築する。
・システム化されたビルド製品:ビルド製品が確定的に作られるようにすることで、新しく作られる副産物は常に同一で、安全なコンポーネントであることを保証する。
・同時進行のビルドプロセス:データモデルなどソフトウェア開発の副産物を並行して作成し、製品の予期せぬ改変を検知するための基盤を構築する。
・詳細な記録:ソフトウェア構築の各ステップを追跡し、完全なトレーサビリティーと永続的な記録証明を実現。

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    PC価格高騰で4割の企業が「調達を延期」/“謎のExcelマクロ”は業務継続リスク/日本のデジタル行政、利用率・満足度とも最低レベル、ほか

  2. 2位

    ビジネス・開発

    「ドラクエXの世界観を壊さない」Gemini実装 プロンプトからセキュリティ、サーバー設計まで工夫の数々

  3. 3位

    ビジネス・開発

    首都高が「AIの高利用者」を1年で10倍に 非IT人材に刺さったGemini Notebookと“泥臭い”浸透策

  4. 4位

    TECH

    【提言】フロンティアAIが生む“脆弱性パッチの波” 企業はパッチ適用プロセスの見直しを

  5. 5位

    TECH

    「SCS評価制度」取得を目指す中堅・中小製造業のリアル 富士工業が考える「セキュリティは経営に役立つのか」の答え

  6. 6位

    TECH

    生命がわずかな熱を細胞内で維持する新しい原理を発見

  7. 7位

    デジタル

    約3000人のハッカーが侵入できなかったpCloud すべてはユーザー自身のデータを守るため

  8. 8位

    デジタル

    属人化の解消は多忙な“Aさん”を救うことから 切り札は「kintone×AI」を自然に使わせる仕組み

  9. 9位

    デジタル

    平均年齢60歳の現場を変えたZ世代女子 kintoneで電話・紙・入力をなくしたら、仕事が楽しくなった

  10. 10位

    デジタル

    大企業導入も順調なkintone AI時代の“市民開発×ガバナンス”基盤を目指す

集計期間:
2026年08月19日~2026年08月25日
  • 角川アスキー総合研究所