バスの世界共通規格GTFS作成サービス「まかせてGTFS」開始
アーティサン株式会社は2022年6月15日、標準的なバス情報フォーマット(GTFS/GTFS-JP)の作成支援サービス「まかせてGTFS」の提供を開始した。インバウンドにおける外国人観光客へのバス周知拡大や、「Google乗換案内」での正確なバス停留所情報への反映など、GTFS/GTFS-JP活用による需要を見込む。
GTFS-JPは国土交通省や地方運輸局が2016年から自治体やバス事業者にGTFS-JPの作成を促進している。GTFSは公共交通についての世界共通データフォーマットで、GTFSの活用により、経路検索サービスや地図サービスへの汎用や経路検索アプリなどの開発が可能となる。GTFS-JPはGTFSと互換性を持ち、「標準的なバス情報フォーマット」として国土交通省が定めたが、多くの自治体やバス事業者の間で活用しきれていないのが現状だ。
アーティサンはこれまでのバスロケーションシステム導入によるノウハウを生かし、運行ルート情報や標柱の位置情報の正確さを特徴とする。「まかせてGTFS」では、GTFS/GTFS-JP作成のノウハウを持たないケースや、ダイヤ改正などによるGTFSの修正に対応が難しい自治体やバス事業者への作成、保守を提供する。作成後の「Google乗換案内」への審査申請も行い、反映されることにより「Google乗換案内」などを利用するインバウンド再開による外国人観光客へのバス周知の拡大も視野に入れる。