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新車を買った情報2022 第101回

新車の納期が長いなら中古を買えばいいじゃない:

2017年型スバル・フォレスターを買った情報2022

2022年06月19日 09時00分更新

文● 四本淑三 編集● ASCII

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■SJ系フォレスターのチェックポイント

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 最終的に買ったのはGAZOOの掲載物件だった2.0i-L EyeSight。2リッター148馬力の自然吸気エンジンにCVTという、フォレスターとしては凡庸な量販グレードですが、ゆえにタマ数は選べる程度にあり、その中から少数派には嬉しいお得な物件を見つけることができました。

 お得と感じた理由は、パワーシートやパワーゲートのようなメーカーオプションが付いていないこと。どちらもあれば便利な装備ですが、パワーゲートは遅いと評判ですし、シートポジションは滅多にいじらないので手動でも困りません。おまけにエンジンの始動は今時のプッシュボタン式ではなく、ステアリングコラムの横に差し込む昔ながらの鍵。これが決定打となりました。私、押すより回す方が好きなんです。

 もうひとつ安い理由は、ホイールが社外品のワンセットのみで、純正アルミホイールが付属しないこと。スタッドレス用のホイールは別に買わなければなりませんが、ホイールを選ぶ楽しみが残っていると思えば、それはそれで問題なし。

 とりいそぎ現車確認をして契約を済ませたところですが、5年5万キロの中古車となると、いくつかチェックポイントもあります。

 まずリコール関係。この年式のフォレスターはエアコンのコンデンサチューブが融雪剤で腐食することがあるらしく、対策品に交換すべしというサービスキャンペーンが出ています。これに該当するかどうか、交換済みかどうかの確認が必要です。

 そして定番のドライブシャフトブーツ。四輪駆動車は普通のクルマよりシャフトが多いのでブーツも余計にあり、あちこち切れていると高くつきます。ただ今回の物件は車検整備付き。ブーツがダメなら車検は通りませんから、納車前にチェックされるでしょう。エンジンのオイル漏れもあまりひどいと車検に通りませんから、これもとりあえず気にしなくていいはずです。

 あとは定期交換の必要な消耗品。アイドリングストップ付きのクルマなので、バッテリーの劣化は気になるところ。5年5万キロなので1度は交換しているかも知れませんが、無交換ならちょっと危ない。走行5万キロはCVTフルードを交換する良いタイミングなので、整備履歴になければやっておきたいところ。切れると怖いタイミングベルトについては、このフォレスターに載っているFB20エンジンはタイミングチェーンなので定期交換の必要はありません。

 正直言ってこれまでSUVにはまったく興味がなく、そのデザインが良いとも悪いとも思ったことはないのですが、改めて眺めてみるとこのフォレスターはちょっと可愛い。現行型のようなエッジの効いたカッコ良さはありませんが、ぼよんと丸いところがベイマックスっぽい。

 普段路上で見かける各世代のフォレスター同様、全天候型万能生活車として活躍してくれそうな予感しかなく、毎日ニヤニヤしながらキーの受け取りを待っています。

 それではまた。

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