ソナス、IoT向けマルチホップ無線規格「UNISONet」対応モジュールの量産開始
独自開発のIoT向けマルチホップ無線規格「UNISONet（ユニゾネット）」を展開する東京大学発ベンチャーのソナス株式会社は、2022年5月20日、UNISONetを搭載した無線通信モジュール及び開発用ボードの量産提供を開始。
UNISONetは、「同時送信フラッディング」という革新的な転送方式により、「安定」「省電力」「高速」「双方向低遅延」「データロスレス」「ネットワーク内時刻同期」「ネットワーク内多数収容」という特徴を持つマルチホップ無線技術である。これらは、従来の無線規格では同時に実現することが難しい特徴により、幅広いIoTアプリケーションを成功に導くことを可能とする。
通信モジュールは2.4GHz版と920MHz版の二つのラインナップが用意。特徴としては、UARTコマンドで操作可能 、技適認証済み、高精度同期信号出力などが挙げられる。スペックは下記の通り。
基盤サイズは、20.32（W）×16.20（D）×3.2（H）mmとなっており、端子は端面スルーホールで、アンテナコネクタはμ.FLコネクタ。通信モジュールに加え、2種類の開発用基板が提供される。開発ボードは、ファームウェア設計に必要な各種スイッチやコネクタ、インジケータを装備。ブレイクアウトボードはフルピッチのピンヘッダでモジュール各ピンへアクセス可能となっている。
■関連サイト
- ソナス株式会社
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