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東北大、ナノ材料と機械学習で一酸化炭素を検出

2022年05月13日 07時50分更新

文● MIT Technology Review Japan

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東北大学の研究チームは、酸化チタンナノチューブのナノ微細構造を検出媒体とする半導体式ガスセンサーを開発した。混合ガスの中から微量な一酸化炭素の濃度を高精度で検出でき、呼気から肺疾患を検査・診断する機械への応用が期待できるという。

東北大学の研究チームは、酸化チタンナノチューブのナノ微細構造を検出媒体とする半導体式ガスセンサーを開発した。混合ガスの中から微量な一酸化炭素の濃度を高精度で検出でき、呼気から肺疾患を検査・診断する機械への応用が期待できるという。 研究チームは、すでに開発していた半導体式ガスセンサーに機械学習を組み合わせることで、高い精度で一酸化炭素濃度を検出することに成功。一酸化炭素、ヘリウム、酸素、窒素の4種のガスを混合し、それぞれの濃度比を変えた複数種の混合ガスを用意し、複数のセンサーが検知したそれぞれの特性を機械学習で解析した。センサーの検出精度は市販の電気化学式ガスセンサーと同等またはそれ以上だといい、数秒で結果を得ることができるという。 研究成果は6月15日、「センサーズ・アンド・アクチュエーターズB(Sensors and Actuators B)」誌に掲載される。

(笹田)

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