通信内蔵の3軸傾斜センサー『OFM-111S』を発売
オプテックス
~ 傾きや倒壊・崩落・衝撃の発生を遠隔監視 ~
オプテックス株式会社(本社:滋賀県大津市、代表取締役社長:上村 透、以下「オプテックス」)は、2022年4月27日より通信内蔵の3軸傾斜センサー『OFM-111S』の販売を開始いたします。 当社では企業や自治体のDX推進を支援するソリューションとして、簡易モニタリング事業を展開してまいりました。新たにラインアップするOFM-111Sは、設備に生じる傾きや振動を検知・通知し、遠隔監視による業務効率化と異常発生時の対応の迅速化に貢献します。
■開発の背景
災害の激甚化や設備の老朽化が進む中、オプテックスでは安心安全な社会づくりに貢献するため、施設・設備等の見守りをDX化するソリューションを提案してまいりました。2021年には水害の兆しを知らせる「冠水センサー」の販売を開始し、自治体等で採用されています。
傾斜センサーであるOFM-111Sは全国の送電・電波網や、のり面に囲まれる交通網など、重要インフラ設備の安全を遠隔から監視できるようにする目的で開発いたしました。
【土砂災害や老朽化した施設が全国的に増加】
■OFM-111Sの特長
定期的な傾斜情報通知による設備の安全確認と、異常発生時のアラートで遠隔監視を実現します。
1.電源を入れるだけで通信開始。オールインワンパッケージ
3軸センサーが傾き・振動・衝撃の発生を検知。無線ユニットとバッテリーを内蔵し、電源を入れるだけで簡易モニタリングを開始できます。(※可視化用のクラウドシステムが別途必要。オプテックスから提供可能)
2.多地点監視を実現する低コスト化
監視現場の要求を満たす必要十分な機能を厳選し、コスト削減を追求。遠隔監視で重要とされる「多地点監視」を実現します。
3.迅速かつ連続で異常発生を通知するアラート機能
閾値を超える揺れや衝撃を検知するとアラートを連続で発報。1分ごとの状況変化をメール等で担当者へ通知します。
4.設置性に優れるコンパクト設計
■想定使用環境
遠距離、多地点の定期巡回負担を大幅に軽減します。また車両による衝突事故や、台風・大雨・降雪などの自然災害による異常発生を容易に把握できるため、被害軽減に向けた設備停止や交通封鎖といったアクションの迅速化にお役立ていただけます。
■製品仕様
製品の詳細情報:https://www.optex.co.jp/products/disaster-prevention/ofm-111s.html
■今後の展望
前述の社会背景などから、今後も災害対策や設備監視需要が伸長すると見込んでいます。引き続き簡易モニタリング事業を推進し、持続可能な社会作りに貢献いたします。
オプテックスは今後もセンサーを通じたビジネスであらゆる社会課題を解決し、世界中の皆様に安心・安全・快適な暮らしを提供してまいります。