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「つけっぱなし」配管モニタリングセンサーで製造業界の苦役を解消するCASTが資金調達を実施

PR TIMES

株式会社CAST
1月リリースの配管モニタリングシステムなど、独自センサーの実証・開発を加速

株式会社CAST(所在地:熊本県熊本市、代表取締役 中妻 啓、以下「CAST」)は、リアルテックファンドと肥銀ベンチャーファンドからJ-KISS型新株予約権の発行による資金調達により、4000万円の資金調達を実施しました。 今回の資金調達により、高温部・狭所にも常時つけっぱなしが可能な工場向け配管減肉モニタリングシステムなど、独自のセンサー技術を用いた製造業の苦役解消実現のため、実証先の確保や技術開発を加速させて参ります。


CAST独自のセンサー

■企業概要

工場の現場では、工場老朽化や働き手の高齢化による検査員の不足など、監視不十分が原因の漏洩・爆発事故が年々増加しています。また、検査の現場は、高温・高所・狭所などの過酷な環境の中検査装置をもった人の手による半年~1年に1回程度の定期検査が主であり、常時かつ遠隔からのモニタリングを導入することで、事故防止及び検査の負担を低減し設備寿命伸長を実現することが可能になります。
CASTは、熊本大学の研究成果である「ゾルゲル複合体圧電デバイス」技術を活用した耐熱性とフレキシブル性を有する独自の薄型圧電センサーにより、製造業の課題解決を目指す熊本大学認定ベンチャーです。CASTの超音波センサーを用いたあらゆる場所に取り付け可能な「つけっぱなし」配管モニタリングシステムにより、危険な場所で、センサーを手に持ち人が検査をして回るという製造業の苦役解消を実現します。

■資金調達の主な使途

本資金調達は、リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田 暁彦)が運営するリアルテックファンド※1と肥銀キャピタル株式会社(所在地:熊本県熊本市、代表取締役社長:宮崎 智弘)が運営する肥銀ベンチャーファンド※2による共同出資です。
CASTではCAST独自センサーの製品設計を完了させ、量産化と販売促進を目指しています。今回の資金調達で得た資金により、CASTセンサーによる常時モニタリング実証先を確保し、モニタリングシステム開発・設置・運用を行います。
※1 正式名称:「リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合(通称:「グローカルディープテックファンド」)
※2 正式名称:肥銀ベンチャー投資 事業有限責任組合

■担当者コメント

「センサーの力で製造業そのものを変えたい」。中妻社長のビジョンに強く感銘を受けました。
また、CAST社の開発したセンサーは配管モニタリングセンサー以外の他用途展開も可能であり、「非鉛」製造法により環境に優しいセンサーとしても市場シェア急拡大のポテンシャルを有し、世界に大きなインパクトを与える事が出来ると信じています。
CAST社は熊本県を起点に、昔ながらの工場の概念を覆す「グローカルディープテックベンチャー」です。今回の出資を通じて、地域金融機関様などとの連携を推進し、日本の地域から世界の課題解決を目指して、一層の支援をして参ります。
(リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー 福田裕士)

2017年に熊本テックプラングランプリへご出場いただいて以来、CAST社の研究、開発を応援して参りましたが、更なる加速をご支援すべく肥銀ベンチャーファンドからの投資となりました。工場の課題解決を行うセンサーを、製造業が盛んな熊本から社会実装すべく、全力でサポートして参ります。
(肥銀キャピタル株式会社 浦田拓)

■CASTについて

設立:2019年9月
所在地:熊本県熊本市中央区黒髪2-39-1(熊本大学内)
代表取締役:中妻 啓
事業内容:センサーおよび周辺機器・ソフトウェアの研究・開発・製造・販売
HP: https://cast-sensing.com/
note:https://note.com/cast_sensing