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格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す! 第201回

スマホの購入は店頭がオトク? 4月に入っての格安SIMセットやスマートフォンの特価の状況を見る

2022年04月03日 12時00分更新

文● 正田拓也 編集● ASCII

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 契約にともなうスマートフォン販売の上限2万円という値引き規制が導入されて、2年半が経過した。その後、一時値引きは落ち着ついた状況となり、回線と端末販売の分離が進んだようにも見えたが、実態はどうなのか。4月に入ったばかりの量販店店頭を訪れた。

ネット上でも話題になったiPhone 12の特価販売。4月になってどうか、実際に量販店を訪れた

量販店店頭ではネットとは別の特価が展開されている

 値引き規制導入されて以降、店頭とネットでは端末の価格はほぼ同じ状況が続いてきたが、店頭では直接客と向かいあっての対応ができることや、代理店や店舗独自の施策もあり、ネットとは別の特価が展開されるようになっている。

 ネット上で特価を打ち出せばすぐに話題になってしまう。ところが、店頭では説明や提案の仕方である程度客を確認できるほか、問題スレスレのようなことをしても関係機関に“バレにくい”ことから違う対応も可能なようだ。

 たとえば最近話題になっている、「契約にともなう端末値引きは2万円という規制」にかからないようにするため、「契約がない場合も大幅値引きで販売しているという形を取る」という手法は、ネット上で実施すると、すぐに気づかれて契約無しで特価で購入されてしまうだろう。

 ところが通常は回線込みで販売されている店舗であれば、本体だけ購入することをお願いしにくい雰囲気を出しているため、そうした客がある程度集まりにくくなる部分もある。実際には何らかの理由をつけて、単体での販売を断るという事例もあるようなので、誠実な商売とは言いがたいものの、実質的には回線契約を前提に大幅な特価で販売することが公然と行なわれているのが実態となっている。

 上記は主にMNO4社での話となるが、サブブランドや格安SIMではどうかというと、これまた店頭とネットでは違いがある。

店頭での格安SIMでの値引きは一部事業者に偏る

 少し前ならMVNOの格安SIMの場合、さまざまな事業者の回線契約が前提で端末の割引販売があり、量販店の店頭でもコーナーが設置されて盛り上がっていたが、いつのまにかそうした状況が見られるのはほぼIIJmioとBIGLOBEモバイルに限られている。

 たとえばビックカメラであれば、「BIC SIM」というオリジナルブランドの格安SIMもあるが、BIC SIMの中身はIIJmioのサービスそのもので、加入後はそのままIIJmioユーザーとして扱われる。

 店舗によっては、格安SIMでの特価案内コーナー自体もなくなっているケースも見られる。ただし、一部の大型店に行けばMVNOのコーナーは残っているほか、「併売店」と呼ばれる小型の携帯電話販売店でもMVNOの格安SIMと端末セットを好条件で扱っていることもある。

 今春の状況はというと、月が変わるごとに見直しが入る場合もあるが、4月1日になってもあまり変化はなかった。新生活のための特価は通常5月くらいまで実施されていることが多いため、今すぐ慌てて加入する必要もなさそうだ。

格安SIMだと回線加入でポイント還元があるが、
店舗の場合は即時還元

 より具体的に見ていくと、格安SIMの契約で1~2万円のポイント還元、同時にSIMフリー機の値引きなどの特典が実施されている。同様のことはネットにもあるが決定的な違いがある。

 ネットでは加入から数ヵ月後など、ある程度期間がたってからのポイント付与やキャッシュバックが一般的だが、店舗での場合はポイントは即時還元ということが多く、回線加入後すぐに店頭でSIMフリー機を購入するだけなく、まったく関係ない買い物にも利用可能だ。

 また、ポイント還元か端末の値引きかを選ぶことができ、後者のの方がオトクという例が多い。筆者が見た具体例では、あるMVNOの格安SIMでは、MNP乗り換えで回線加入なら1万3000ポイント還元、端末購入なら1万9800円値引きという具合だ。

 これを応用して、2回線使えるデュアルSIM機の場合、先に1回線を回線だけ加入してポイントを得て、2本目の回線をスマートフォン値引きで購入し、購入金額にはもらったばかりのポイントを充当するという“技”も使える。店頭スタッフからそのように案内されるケースもあるようだ。

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