本格四駆揃い踏みの「350万円以上」クラス
ごついクラスです。
ご存知の通り最強クロカン四駆のランクルは、公式に納期4年と宣告されております。プラドとハイラックスもトヨタ公式の案内で6ヵ月。ミドルサイズの高級SUVとして完成度が高いと評判のCR-Vは、残念ながら2022年度の生産終了が発表されており、これまた現時点では選びにくい。
デリカD:5はミニバンでありながら走破性に振った四駆というオンリーワンな立ち位置ですが、乗車定員8人という空間は私には贅沢すぎます。同様にアメリカンなレガシィアウトバックならば、私は軽いフォレスターのスポーツモデルにしたいところ。
そこで注目なのはエクリプスクロスPHEV。車台やPHEVのシステムをアウトランダーと共有しつつ、ひと回りコンパクトで、クーペ風デザインに仕立てたのがポイント。
そしてPHEVで385万円は安い。トヨタのRAV4 PHVは469万円からスタートですから、これはもう断然安い。EVはまだ人柱志望のお金持ち向けという位置付けなのか、装備も贅沢なものが与えられているようですが、エクリプスクロスPHEVの最下位グレード”M”は、EVなのにヘッドライトはハロゲン。電力を余計に使うのである意味贅沢と申しますか、下々の者にも売ってやろうという気概を感じます。
実際に購入するとなれば、国や自治体の補助金や減税もありますから、さらにお買い得です。三菱自動車のサイトには「国の補助金55万円」というバナーが貼られており、すると先のフォレスターと大差ありません。
難を言えば、バッテリーを抱えているおかげでガソリンモデルより380kgも重いこと。それでも急激なトルク変動のないモーターは雪道で有利ですし、前後輪をつなぐドライブシャフトのないツインモーター式4WDは、トルク配分も素早く上手にやってくれるはず。
なによりランエボでお馴染み「アクティブ・ヨー・コントロール」のような姿勢制御システムも組み込まれているわけですから、これは運転してもいいに決まっています。これもぜひ試乗してフォレスターのスポーツモデルと比べたいところ。
なんて言いつつ、こんなものがうちに届いていたりしているから困ったものです。どうやらエアコンのルーバーに取り付ける特定車種専用の跳ね上げ式ドリンクホルダーのようですが、何のためにここにあるのか私にはさっぱり分かりません。
それではまた。
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